日本古典文学の表現をどう解析するか
著:竹林 一志
紙版
内容紹介
小松英雄の古典理解を
どう生かし読めばいいのか。
文献学的アプローチにもとづく
全くあたらしい古典読解術。
古典を対象にしながら、
時代を越えた言語表現全般を見据える。
古今集・枕草子・大鏡・平家物語・
徒然草・芭蕉の俳句を対象に、
表現を的確に捉えるための「方法」を実践。
目次
はしがき
序論 表現解析の方法
第1章 『古今和歌集』一六番歌「野辺近く...」の表現解析
第2章 『枕草子』冒頭部「春はあけぼの...」の表現解析
第3章 『大鏡』「ひよ」・『平家物語』「あたあた」の表現解析
第4章 『徒然草』第八九段「音に聞きし猫また」の表現解析
第5章 松尾芭蕉の病中吟「旅に病んで...」の表現解析
引用文献
あとがき
索引