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折の文学

平安和歌文学論

著:久保木 哲夫

紙版

内容紹介

「折」とは歌の詠まれる場を意味する。

季節・天候・人間関係・心理状態などまで含め、
当事者達は折を共有していたので
歌の表現を理解できるが、
第三者にはわかりにくい。
折を鍵に和歌の全く新しい読みを提示した本です。

目次

序に代えて
一 摂関期における和歌文学
 1 長歌とその意味
 2 和歌文学の興隆
 3 三大集と撰者
 4 『後拾遺集』と撰者
 5 私家集における部類意識
二 和歌の諸相
 1 贈答歌の方法
 2 贈答歌と歌物語
 3 唱和歌
 4 代作歌
三 歌と語り
 1 『伊勢物語』の歌
 2 『大和物語』の成立
 3 『大和物語』と歌語り
 4 『枕草子』と語り
 5 清少納言と歌
四 「折」と和歌
 1 「折」と褻と晴
 2 「折」の文学としての平安和歌
  (国文学研究資料館における講演)
 あとがき・索引(事項・人名・作品・和歌)

ISBN:9784305703323
出版社:笠間書院
判型:A5
ページ数:300ページ
定価:7200円(本体)
発行年月日:2007年01月
発売日:2007年01月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ