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古事記の語り口

起源・命名・神話

著:阪下 圭八

紙版

内容紹介

『古事記』には意外なところに遊びがあり、笑いがある。遊びと笑いが口承と記載言語にまたがって、それら二つの側面ないし要素を独自に組織しているわけで、その組織の仕方にこそ『古事記』固有の歴史性がある。

目次

『古事記』における遊びと笑い魚と名を易えた話 『古事記』の説話表現あづまはや 『古事記』の地名起源譚黄泉国神話の一問題日本神話の想像力 スサノヲという神アマテラス大神スクナビコナねずみと根の国の話古事記の中巻神武天皇 カムヤマトイハレビコ神武東征記管見 「阿岐国多祁理宮」考伊奢沙和気大神之命神功皇后の物語大鞆和気という名前天之日矛の物語『古事記』説話の方法 記紀研究の現在古代大和路考「旅」という言葉〈神楽〉・〈催馬楽〉おぼえ書『平家物語』の言葉

著者略歴

著:阪下 圭八
1927年東京生まれ。法政大学大学院博士課程修了。東京経済大学教授を務め、定年により退職。現在、同大学名誉教授。著書に「万葉集東歌・防人歌の心」など。

ISBN:9784305702388
出版社:笠間書院
判型:A5
ページ数:335ページ
定価:7800円(本体)
発行年月日:2002年04月
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ