万葉集に会いたい。
著:辰巳 正明
紙版
内容紹介
歌には、流れがあった-奄美に現存する歌唱の系統「流れ歌」から、万葉集の歌の流れを読み解く。新たな万葉集の世界が展開する。読むだけではない、見る万葉集。
目次
はじめに歌はどのように歌われるのか。1 季節の歌流れ万葉集春 うめのはな(梅花)夏 ほととぎす(霍公鳥)秋 もみち(黄葉)冬 ゆき(雪)2 思い文流れ奄美の歌流れ3 奄美の八月踊り歌と歌流れ組み立てられる歌と踊り歌流れ−奄美歌掛けの歌唱システムまとめ4 万葉集の歌流れ歌の流れ梅花の歌流れもみじの歌流れ萩の花の歌流れ物に寄せる歌と歌の流れまとめ恋の歌流れ{とん}族の大歌 {とん}族の恋歌歌刀自たちの対詠歌物語を紡ぐ対詠歌まとめ旅の歌流れ遣新羅使人たちの旅の歌流れ東国防人たちの旅の歌流れ悲別の歌流れ−女たちの別れ歌まとめ5 東アジア文化と詩の起源論東アジア文化ということもう一つの「詩の起原」論歌の路と歌流れ−生産叙事歌の再検討東アジア比較文化論への期待