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古今和歌集表現論

著:鈴木 宏子

紙版

内容紹介

序詞・掛詞・技法や自然把握の型、心情を表現する方法などの表現の問題を捉える。個々の和歌から出発して表現体系の全体像を構想し、和歌表現の史的展開を解き明かす。

目次

第一章 四季歌論Ⅰ 〈雪と花の見立て〉考−万葉から古今へⅡ 〈紅葉と錦の見立て〉考−和歌と漢詩文の間Ⅲ 『古今集』における〈景物の組合せ〉−花を隠す霞・紅葉を染める露Ⅳ 〈梅と鶯の組合せ〉考Ⅴ 『古今集』の擬人法第二章 恋歌論Ⅰ 『古今集』恋歌の構造に関する試論Ⅱ 〈忘る〉〈忘れず〉考−時の推移の表現Ⅲ 〈忘る〉〈忘れず〉続考−類句から歌ことばへⅣ 〈待つ〉考Ⅴ 〈うらみ〉考−歌ことばの生成? 〈あき〉〈あかず〉考−万葉から古今へ第三章 『古今集』から『源氏物語』へⅠ 柏木の物語と引歌

著者略歴

著:鈴木 宏子
1960年栃木県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士。現在、千葉大学教育学部助教授。著書に「後拾遺和歌集新釈」など。

ISBN:9784305702111
出版社:笠間書院
判型:A5
ページ数:344ページ
定価:8500円(本体)
発行年月日:2000年11月
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ