古代史散策
天平の政治と争乱
著：松尾 光
紙版
内容紹介
拡大を続ける律令国家にあって、中央政界で、また辺境で、時代の変転に抗う者たちの悲しみと怒りに歴史の潮流を読む。古代日本史研究の第一人者による、古代散策シリーズ第三巻。
目次
律令国家の成立大宝律令の成立治部省と古代の日本外交郡司制の成立−国造からの転換律令制下の国郡財政律令制下の国司巡行古代の地方豪族と村落古代の凶作と救済調庸の力役的性格寧楽の都と地方移り変わる古代の宮都平城京とその住人平城京遷都の歴史的意義律令国家の成立と道平城京と国府と道と−歴史の中のまちづくり大宰府と多賀城古代のサラリーマン生活長屋王家の女人たち古代の政争と戦乱天平廟堂の政争藤原広嗣の乱と聖武天皇光明子立后の狙い藤原仲麻呂の新羅征討計画藤原仲麻呂の乱栄光の隼人王国征服者の砦−多賀城・胆沢城坂上田村麻呂の蝦夷征討東北地方の城柵とその構造最澄と空海遣唐使の停止清盛をめぐる人々伝説の義経漂泊の人・西行定家と百人一首古代史の周辺澤田ふじ子著『羅城門』を読んで安田眞通著『遠の朝廷』を読んで天国で伺いたいこと−金澤先生・末松先生追悼歴史の魅力・歴史から学ぶもの
ISBN：9784305701510
。出版社：笠間書院
。判型：4-6
。ページ数：400ページ
。定価：2330円（本体）
。発行年月日：1995年。
