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梅光学院大学公開講座論集 63

宮沢賢治の切り拓いた世界は何か

編著:佐藤 泰正
他著:原 子朗
他著:鎌田 東二

紙版

内容紹介

東北の農民のために己れの生涯を尽くそうとした
賢治の作品が、再び新たな力をもって我々に深く迫る。
〈文学の力〉とは何か、ここに改めて問う──

目次

賢治の「おもしろさ」と「むづがすさ」
●原子朗
生命と精神――賢治におけるリズムの問題
●原子朗
分子の脱自――宮沢賢治のトーテミズム、その墜落と飛行
●鎌田東二
「グスコーブドリの伝記」と三・一一東日本大震災──あるいは宮沢賢治と法華経
●北川透
宮沢賢治の根底なる宗教性――大乗起信論・如来寿量品・宇宙意志――
●山根知子
同時代に生きた宮澤賢治と金子みすゞの世界
●木原豊美
宮沢賢治と『アラビアンナイト』――『春と修羅』収録詩篇を中心に――
●加藤邦彦
宮沢賢治の生涯をつらぬく闘いは何であったか
●佐藤泰正

著者略歴

編著:佐藤 泰正
1917年生。梅光学院大学客員教授。文学博士。著書に『日本近代詩とキリスト教』(新教出版社)、『夏目漱石論』(筑摩書房)、『佐藤泰正著作集』全13巻(翰林書房)、『中原中也という場所』(思潮社)、『これが漱石だ。』(櫻の森通信)、共著に、佐藤泰正・山城むつみ『文学は〈人間学〉だ。』(笠間書院)ほか。
他著:原 子朗
1924年生。早稲田大学名誉教授。詩人。元宮沢賢治イーハトーブ館長。著書に『大手拓次全集』全五巻・別巻(白凰社)、『宮沢賢治とはだれか』(早稲田大学出版部)、『定本宮澤賢治語彙辞典』(筑摩書房)など。
他著:鎌田 東二
1951年生。京都大学こころの未来研究センター教授。著書に『歌と宗教 歌うこと。そして祈ること』(ポプラ社)、『講座スピリチュアル』第1巻(ビイング・ネット・プレス、企画・編)、『「呪い」を解く』(文藝春秋)など。

ISBN:9784305602640
出版社:笠間書院
判型:4-6
ページ数:218ページ
定価:1000円(本体)
発行年月日:2015年05月
発売日:2015年05月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ