梅光学院大学公開講座論集 59
三島由紀夫を読む
梅光学院大学公開講座論集第59集
編:佐藤 泰正
紙版
内容紹介
2010年に没後40周を迎えた三島由紀夫。
小説をはじめ、戯曲、詩、交友関係などから
8名の論者が三島作品を証言・追究する。
目次
●三島由紀夫、「絶対」の探究としての言葉と自刃
富岡幸一郎
●畏友を偲んで
高橋昌也
● 『鹿鳴館』の時代――明治の欧化政策と女性たち
久保田裕子
●文学を否定する文学者――三島由紀夫小論
中野新治
●近代の終焉を演じるファルス――三島由紀夫『天人五衰』(『豊饒の海』第四巻)を読む
北川 透
●三島由紀夫『軽王子と衣通姫』について――西洋文学と『春雨物語』の影響
倉本 昭
●冷感症の時代――三島由紀夫『音楽』と「婦人公論」
加藤邦彦
●三島由紀夫とは誰か――その尽きざる問いをめぐって
佐藤泰正
あとがき
執筆者プロフィール