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古典ライブラリー 4

源氏物語の〈物の怪〉

文学と記録の狭間

著:藤本 勝義

紙版

内容紹介

〈物の怪〉とは何か? 平安朝の栄光と衰亡をあやつる怨霊の世界! 源氏物語、大鏡、栄花物語、小右記、権記等の物語・記録類を渉猟して平安朝の〈物の怪〉の実体と物語の想像力に迫る。他に異常な言動、霊告、物の怪の調伏、憑依現象等の物の怪の様態を考察する。

目次

序第一章 源氏物語の物(もの)の怪(け)−生霊(いきりよう)をめぐって−第二章 物の怪の史実・記録と源氏物語第三章 六条御息所の死霊−賀茂祭、鎮魂−第四章 源氏物語の死霊第五章 源氏物語の他の物の怪第六章 藤原道長と物の怪第七章 栄花物語の物の怪第八章 大鏡の物の怪第九章 平安朝の物の怪の様態−「小右記」を中心に−

著者略歴

著:藤本 勝義
東京学芸大学卒業。早稲田大学国語国文学専攻科修了。現在、青山学院女子短期大学教授。著書に「源氏物語の想像力」など。*

ISBN:9784305600349
出版社:笠間書院
判型:4-6
ページ数:274ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:1994年