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笠間叢書 326

近世歌謡の諸相と環境

著:小野 恭靖

紙版

内容紹介

歌謡史における近世は三味線の音色とともに幕を開ける。絵画や周辺文芸などの資料を使って近世歌謡の諸相と考証を行うほか、近世流行歌と周辺歌謡の世界、民謡、童謡などについても解説する。事項・歌謡などの索引付き。

目次

第一章 近世歌謡の諸相と考証第一節 近世歌謡の絵画資料第二節 寛永期歌謡の諸相と周辺文芸第三節 柳亭種彦の歌謡研究(一)第四節 柳亭種彦の歌謡研究(二)第五節 柳亭種彦『きそん十七寅薬師考』翻刻と解題第六節 笠亭仙果の歌謡研究第二章 近世流行歌と周辺歌謡の世界第一節 『松の落葉』考第二節 『花の下のおどり』考第三節 『花の下のおどり』続考第四節 徳川美術館蔵「徳川光友筆歌謡」考第五節 徳川光友の文芸第六節 『百七十章歌』考第七節 有馬節と板本『ありまぶし』第八節 「狆わん」の歌謡考第三章 近世民謡の世界第一節 『山家鳥虫歌』と『諸国盆踊唱歌』第二節 『山家鳥虫歌』と『鄙廼一曲』第三節 『絵本倭詩経』と『和河わらんべうた』第四節 近世民謡と一茶第五節 盤珪永琢『うすひき歌』研究序説第六節 盤珪永琢『麦舂歌』研究序説第七節 白隠慧鶴『施行歌』研究序説第八節 白隠慧鶴『施行歌』続考第九節 白隠慧鶴と近世歌謡第十節 仙厓義梵画賛の世界第四章 近世童謡の世界第一節 近世童謡一考察第二節 笠亭仙果『熱田手毬歌盆歌童諺附』翻刻と解題第三節 『大江戸てまり哥』『江戸盆哥』翻刻と解題

著者略歴

著:小野 恭靖
1958年静岡県生まれ。早稲田大学大学院博士課程単位取得退学。現在、大阪教育大学教育学部助教授。日本歌謡学会常任理事。著書に「ことば遊びの文学史」「中世歌謡の文学的研究」など。

ISBN:9784305103260
出版社:笠間書院
判型:A5
ページ数:628ページ
定価:17000円(本体)
発行年月日:1999年11月
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ