笠間叢書
一休宗純の研究
著：中本 環
紙版
内容紹介
旧来、正続の関係で捉えられていた狂雲集と狂雲詩集。じつは、頌・偈・賛からなる仏教色の濃い集と詩集であり、全く性格が異なるものであることを諸本配列対校表等で立証。他、一休の文学観・人間像に迫る。
目次
第一章 狂雲集と狂雲詩集の関係一 狂雲集と続狂雲詩集−頌偈集と詩集二 狂雲集と続狂雲詩集・補説第二章 狂雲集の初稿本は酬恩庵本一 酬恩庵本狂雲集は初稿本か二 酬恩庵本狂雲集について第三章 狂雲集の世界一 狂雲集抄二 狂雲集−風狂破格の世界を詠む漢詩集三 狂雲集−境涯を述べた偈頌の集大成四 狂雲集−狂気第四章 狂雲詩集の世界一 能を題材とする一休の作品について二 一休宗純の詩観について第五章 一休宗純の人間像一 一休宗純と柴屋軒宗長二 一休宗純と南江宗｛げん｝三 一休朱太刀の像について四 一休論成立の前提五 一休宗純にみる矛盾をめぐって六 一休の狂はなぜ生じたのか七 一休宗純−日本人百人の手紙・睦室紹睦宛八 狂風の果て−一休宗純論九 タブーと愛−一休と森侍者と一〇 五山文学一一 漢詩文の世界−五山文学など第六章 狂雲集および狂雲詩集諸本の配列対校表
ISBN：9784305103109
。出版社：笠間書院
。判型：A5
。ページ数：308ページ
。定価：7767円（本体）
。発行年月日：1998年02月
。発売日：1998年02月01日
。国際分類コード【Thema（シーマ）】 １：QRFB。
