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笠間叢書 269

和泉式部日記研究

著:伊藤 博

紙版

内容紹介

和泉式部は『日記』で何を語ろうとしたのか?という問いが本書である。『日記』に表われた歌ことばと『家集』に表われた歌ことばの比較や、和泉式部の和歌を資料として人物像を追い、『日記』を徹底的に解析する。

目次

Ⅰ『和泉式部日記』伝本の問題点−転写と享受のあとを探る−『和泉式部日記』の成立『和泉式部日記』の形成帥宮造型「あなをあけさはぐぞ」考日記と物語とのあわいⅡ『後拾遺集』の和泉式部歌『和泉式部日記』の歌ことば和泉式部と男性歌人−道済、兼澄、嘉言、長能とのかかわり−和泉式部の和歌と藤原長能の和歌白露も夢もこの世もまぼろしもⅢ和泉式部と橘道貞和泉式部と藤原保昌和泉式部と藤原道綱和泉式部と大輔命婦和泉式部年譜稿

著者略歴

著:伊藤 博
1930年神奈川県生まれ。大妻女子大学教授。著書に「蜻蛉日記研究序説」「和泉式部日記伝本攷」がある。

ISBN:9784305102690
出版社:笠間書院
判型:A5
ページ数:332ページ
定価:9709円(本体)
発行年月日:1994年