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[改訂第5版]C++ポケットリファレンス

他著:高橋 晶
他著:安藤 敏彦
他著:一戸 優介

紙版

内容紹介

C++プログラマー必携の『C++ポケットリファレンス』がリニューアル!
「逆引き形式で目的からすぐ探せる」「サンプルコードを見ながら具体的な実装のイメージがつかめる」という特徴はそのままに、C++23に対応しました。
信頼と安心の1冊です。

目次

はじめに
謝辞
本書の構成
本書の使い方

■■CHAPTER 1 C++とは
C++の歴史と特徴
主な処理系

■■CHAPTER 2 基本文法
プログラムの例
識別子
演算子
コメント

cv修飾子
型の別名宣言
型の自動推論と取得
構造化束縛
キャスト
動的な生成と破棄
COLUMN new/deleteとメモリリーク
サイズとアライメント
COLUMN アライメントとは?
リテラル
COLUMN 生文字リテラルのデリミター
COLUMN nullptrの型
右辺値参照とムーブセマンティクス
文(ステートメント)
スコープ
関数
クラス
メンバ変数/メンバ関数/メンバ型
継承
COLUMN 仮想関数と非仮想関数の違いと多態性
関数オブジェクト
オーバーロード
テンプレート
定数式
ラムダ式
COLUMN ラムダ式の書式の応用
コルーチン
プリプロセッサ
COLUMN 条件付き取り込みで使用される条件式
名前空間
属性

■■CHAPTER 3 エラーハンドリング
エラーハンドリングの概要
例外クラスを使い分ける
例外を送出しないことを明示する
システムのエラーを扱う
例外を持ち運ぶ
関数の失敗を無効な値として表す
関数から正常値かエラー値のどちらかを返す
アサーションを行う
コンパイル時にアサーションを行う
システムを終了させる

■■CHAPTER 4 文字列
概要
文字列オブジェクトを構築する
basic_stringリテラルで構築する
文字列オブジェクトの基本操作
文字列の長さを取得する
文字列を空にする
文字列が空かどうかを判定する
C言語インタフェースとやりとりする
文字列をイテレータを使用して操作する
文字列の一部を取得する
文字列を数値に変換する
数値を文字列に変換する
文字列を検索する
先頭・終端が特定の文字列であることを判定する
効率的な文字列検索アルゴリズムを使う
正規表現で検索する
正規表現で置換する
低いコストで文字列を受け取る
値を書式指定で文字列化する
自作の型を文字列化できるようにする
区切り文字を指定して文字列を分割する
区切り文字を指定してコンテナを文字列連結する

■■CHAPTER 5 入出力
概要
標準出力に書き込む
標準エラー出力に書き込む
書式指定で標準出力に書き込む
標準入力から読み取る
出力の基本
入力の基本
1行を読み取る
ストリームのエラーを知る
入力の終わり(EOF)を判定する
ファイルを読み書きするストリームを作る
メモリ上で読み書きする文字列ストリームを作る
読み書きする位置を移動する
ファイルの内容をすべて読み込む
自作の型をostreamで出力できるようにする
自作の型をistreamで入力できるようにする
パスを扱うオブジェクトを構築する
ファイルシステム関数のエラーを扱う
ファイルやディレクトリをコピーする
ファイルやディレクトリの名前を変更する
ファイルやディレクトリを削除する
ディレクトリを作成する
ディレクトリ内のファイルを列挙する
ファイル/ディレクトリが存在するか確認する
ファイルサイズを取得する
現在の作業ディレクトリを取得/変更する
相対パスを絶対パスに変換する
パスからファイル名を取得する
パスから拡張子を取得する
パスから拡張子を除いたファイル名を取得する

■■CHAPTER 6 ユーティリティ
乱数を生成する
ポインタを自動的に解放させる(共有方式)
ポインタを自動的に解放させる(専有方式)
オブジェクトの生死を監視する
型の最大値を取得する
複数の値のうち、最も大きい値を取得する
複数の値のうち、最も小さい値を取得する
値を範囲内に収める
2つの変数を入れ替える
絶対値を求める
浮動小数点数を近い整数に丸める
浮動小数点数の切り上げを行う
浮動小数点数の切り捨てを行う
三角関数(正弦、余弦)を扱う
平方根を求める
累乗を求める
指数関数と対数関数を計算する
実行時型情報を扱う
関数オブジェクトを変数に持つ
時間演算を行う
複素数を扱う
ペアを扱う
タプルを扱う
継承関係にない複数の型を、1つのオブジェクトに代入する(静的)
継承関係にない複数の型を、1つのオブジェクトに代入する(動的)
2つの数値の間の値を得る
ビット演算を行う
エンディアンを取得/変換する
スタックトレースを取得する

■■CHAPTER 7 コンテナとアルゴリズム
コンテナとアルゴリズムの概要
各コンテナの紹介
COLUMN std::vector[bool]について
COLUMN コンテナの構築時にクラステンプレートの型推論を利用する
イテレータの概要
レンジの概要
コンテナオブジェクトを構築する
コンテナに要素を追加する
挿入イテレータを使用する
コンテナの要素を参照する
コンテナの要素数を得る
コンテナのサイズを変更する
コンテナを空にする
コンテナが空かどうか調べる
コンテナの要素すべてに対して指定した処理を行う
コンテナを指定した値で埋める
コンテナの特定要素を置き換える
コンテナの要素を逆順にする
シャッフルする
ソートする
指定した要素の数を数える
要素を検索する
コンテナの要素に変更を加えた結果を得る
コンテナの要素を削除する
重複した要素を取り除く
コンテナの要素が条件を満たすか確認する
コンテナの最大値/最小値を取得する
コンテナの要素を集計した結果を得る
集合演算を行う
順列を作成する
コンテナの先頭要素を指すポインタを取得する
vector/basic_stringのメモリ使用領域をあらかじめ確保する
COLUMN std::vector/std::basic_stringへの要素追加
vector/deque/basic_stringのメモリ使用領域を節約する
COLUMN コンテナのメモリ確保戦略
連続した数値を出力するビューを得る
配列やコンテナの一部範囲を受け取る
範囲の特定要素を抜き出す
自分で定義した型を連想コンテナのキーにする
コンテナを併合する
複数のコンテナを一緒にループさせる
複数のコンテナの組み合わせをループさせる
インデックス付きでループ処理を行う

■■CHAPTER 8 スレッドと非同期
概要
スレッドを作成する
引数付きでスレッドを作成する
停止可能なスレッドを作成する
スレッドの終了を待機する
スレッドの終了を待機可能か判定する
スレッドを手放す
現在のスレッドの処理を明け渡す
現在のスレッドをスリープする
並行実行可能なスレッド数を取得する
スレッドを排他制御する
読み込みが多い状況でスレッドを排他制御する
リソースのロックを管理する
複数のリソースをロックする
ロックせずに排他アクセスをする
COLUMN compare_exchange_strong()とcompare_exchange_weak()
COLUMN アトミック変数は正しく使用することが難しい
条件変数を使用する
スレッドをまたいで値や例外を受け渡す
非同期処理をする
スレッドローカル変数を使用する
並列アルゴリズムを使用する
非同期に値の列を生成する


■■APPENDIX 付録A ライブラリ
■■APPENDIX 付録B 言語拡張
■■APPENDIX 付録C 開発環境

著者略歴

他著:高橋 晶
Preferred Networks所属。Boost C++ Librariesコントリビュータ。 「新しい技術を、より多くのプロジェクトに積極的に取り入れてほしい」という願いから、C++とBoostに関する日本語情報を普及させるために、主にブログやコミュニティWebサイト(boostjp/cpprefjp)で活動している。C++ MIXというオフライン勉強会も主催している。 【著書】『C++ テンプレートテクニック』(SB クリエイティブ)、『プログラミングの魔導書 Vol.1 & 3』(ロングゲート) 【プロフィールページ】https://faithandbrave.github.io/
他著:安藤 敏彦
フリープログラマ。 初めてのC++との出会いは(たぶん)Borland C++。 プログラミングのコミュニティやインターネット上で知り合ったC++のエキスパートたちに刺激を受け、それ以前よりC++への興味がさらに増した。 その縁もあってこれまでに『C++ テンプレートテクニック』『ストラウストラップのプログラミング入門』のレビュワーとして、C++に関する書籍と関わってきた。 長く組込系でCやC++を使用していたが、紆余曲折を経て現在はPHPerになった。 現在でも、気になることがあるとWandboxなどで短いC++コードを書いている。
他著:一戸 優介
株式会社オプティム所属。 Microsoft MVP for Visual C++受賞(2015年)。 学生の頃にWindowsアプリケーション作成のためActiveBasicに次いでC++を学び、その甲斐あってか、現職でも主にC++でアプリケーションを作成する役を任される。 プライベートでもC++を使い、ブログや勉強会などで情報を発信し、少しでもC++の情報が充実すればと微力ながら努力している。 C++を始めたきっかけは「猫でもわかる……」のWeb サイトでC言語編の次にC++編が並んでいたことから。 【著書】『プログラミングの魔導書 Vol.1』(ロングゲート) 【プロフィールページ】https://dev.activebasic.com/egtra2nd/about.html

ISBN:9784297141653
出版社:技術評論社
判型:4-6
ページ数:592ページ
定価:3200円(本体)
発行年月日:2024年04月
発売日:2024年04月26日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:UB