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話題にしてもらう技術 ~90.5%の会社が知らないPRのコツ

著:加藤 恭子

紙版

内容紹介

「プレスリリースを出したけど反応ゼロ」
「お金をかけたのに全然メディアに露出できない」
「取材でテレビに出れたけど売上につながらない」
「『広報は秘書に兼務してもらおう』で問題に」
「『話はうまいほうだから取材は楽勝』のはずが大炎上」

「PRなんてかんたんだ」と思ってませんか?

記者として取材する側、企業の広報PR担当者として取材される側、両方の経験を持つPRのエキスパートが、話題にしてもらうために必要なノウハウを集大成。

・注目を集める情報の8つの法則
・話題になるためのPR5つ道具
・疲弊しないで話題になり続けるための考え方と仕組みづくり
・1人で抱え込まない体制のつくりかた
・炎上のリスクとうまくつきあう方法

成果につながる情報の届け方がわかる。

【特別付録】ストーリーでわかるPRの取り組み方

目次

■■■はじめに



■■■1章 話題になるためには何が必要?
■■注目されるかどうかは何で決まるのか
■「小さい」「つまらない」「上場してない」から話題にならないわけではない
■情報が注目を集めるための8つの法則

■■お金をムダ使いしない! 失敗しないで話題になるために知っておきたいこと
■「PR=無料!」は本当かもしれないけど……
■取材を受けたらお金を払う? いや、謝礼がもらえる?
■PR初心者は要注意?! お金を払う取材もあるの?
■全部自社内でやれば、安上がり? いえいえ、大きな損失です
■完全成功報酬制のPR会社に頼めば、記事が出なければ0円なので損しない?
■PR会社に一度記者会見をお願いすれば、メディアの連絡先が入手できるから得?



■■■2章 話題をどうやって届けるか
■■話題になるきっかけを作るPR5つ道具とは
■1つめ:プレスリリース
■2つめ:メディアピッチ
■3つめ:記者会見
■4つめ:ソーシャルメディア
■5つめ:オウンドメディア
■コラム メディアにとりあげられることだけがPRではない

■■読んでもらえるプレスリリースの書き方
■情報を集めて骨子をまとめる
■目に留まるタイトルを。ただし釣りタイトルは逆効果
■最初の段落で一番大事な事実「だけ」を書く
■2つめの段落で「なぜこれが注目に値すべき情報であるか」を伝える
■3つめの段落で「これは本当に大事な内容だ」とダメ押しする
■用語解説や細かな説明、会社概要、略歴、問い合わせ先などを付加する
■全体を俯瞰し、修正する
■関係者レビューに回し、最終化する
■型を自分に定着させるために、他社のプレスリリースを参考にする
■プレスリリースの作法
■ネタがなければ切り口を変える

■■取材を成功させるための段取り
■取材のメリットと注意点を知っておく
■絶対に必要なメディアトレーニング
■取材のために日頃から準備しておく
■取材趣意書を確認する
■媒体、過去の執筆記事を確認する
■取材を受けるか、お断りするかを決める
■日程調整をする
■取材にふさわしい場所を確保する
■当日の質問を事前にもらう
■ブリーフィングノートを作成する
■取材直前にすべきこと
■コラム さまざまな取材のスタイル
■取材の最中にすべきこと
■記者を「誤解なく記事が書ける状態」にして帰す
■取材後の対応を万全にする
■コラム 取材の仕切りすぎ、メディアに合わせすぎ、どちらもNG

■■手作りの小さくて地味な記者説明会のやり方
■少人数で記者説明会を開催するメリットとデメリット
■記者説明会の流れ
■コラム 自社の掲載された記事をコピーして宣伝用に配っていい?

■■ソーシャルメディアとオウンドメディアのポイント
■ソーシャルメディアは事前準備と運用ルールづくりが大事
■オウンドメディアは取り組みやすいコンテンツからはじめる



■■■3章 疲弊しないで話題になり続けるには
■■PRはなぜ失敗するのか
■3つの失敗から学ぶ
■うまくいっている会社は何をどうしているのか

■■ゴールから逆算して計画を立て、効果を測定して軌道修正していく
■逆算とは何か
■小さい実験的な挑戦も計画に盛り込む
■目標数字は段階に応じて量から質へ転換する
■数値化して効果測定する
■コラム PR業界での効果測定の世界標準は「バルセロナ原則3.0」

■■ラクできるところはラクしよう
■繰り返し作業を効率化するための枠組み、決まりを作っておこう
■コラム プレスキットのポイント
■便利な道具に助けてもらおう
■ツールは万能ではない
■コラム 仕組み化、効率化への大きな壁は内製

■■変化に柔軟に対応してPRしていく
■オンライン会見になったことで問題も出てきた
■電話や訪問でのメディアピッチが難しくなり、ネットが入口になる
■社内の動きの収集が難しくなった



■■■4章 1人でPRを抱え込まない体制のつくりかた
■■PR担当者をどう任命すればいいか
■有名人を引き抜くだけでは回らない
■秘書をPR担当に抜擢するのはなぜダメ?
■超人じゃなくていい。PRは「習得できるスキル」
■PR担当を潰さない4つのポイント
■コラム PR担当の7つの役割

■■社内だけでは限界、外部の力に上手に頼るには
■失敗する原因の大半は「ミスマッチ」
■PR会社を選定する時に見るべきポイント
■コラム サービスや料金体系はどう違う? PR会社/コンサルタントの分類
■何をしたいか、現状はどうなっているのかを資料にまとめる
■1社に決めるのはなぜいけない?
■PR会社が全力でサポートしてくれる魔法の言葉、結果が出にくくなる最悪の言葉とは
■万が一うまくいかない場合はどうすればいいのか



■■■5章 話題になりたいけど炎上が怖い! 何をすればいいか
■■炎上しやすい内容の4つの特徴
■①昭和、平成初期の時代の「常識」を引きずった発言
■②性、宗教、民族、障がい、犯罪、政治に関わる内容
■③常識と照らし合わせて、公平性を欠く内容
■④会社に都合の悪い情報を隠す行為

■■炎上リスクはゼロにはできない、ではどうするか
■炎上は、メディアに出なくても、SNSをやらなくても起きる
■炎上対応のマニュアルと体制を用意しておく
■社長がTwitterをやらなくてもいい
■ソーシャルリスニングツールで炎上の兆しを察知する
■的確な対応が炎上の被害を最小限にする
■コラム これもPRなの? 規制を緩和するPAという大事なアクション



■■■付録 ストーリーでわかるPRの取り組み方
■右も左もわからない!
■業界紙とのコネクションを作れ!
■たった5人の記者会見は大失敗?
■計画シートを作れ、点をつなげ!
■うちの社名がどこにもない!
■対談取材の落とし穴
■がむしゃら期からの脱却
■今度は失敗しない! 新聞取材のリベンジ

著者略歴

著:加藤 恭子
■加藤恭子(かとう きょうこ)

株式会社ビーコミ代表取締役。日本PR協会認定PRプランナー。日本マーケティング学会常任理事(PR部会リーダー)。サイバー大学客員講師(コミュニケーション論)。日本広報学会会員。
横浜市立大学卒。青山学院大学 大学院 国際コミュニケーション学修士。
IT系月刊誌、オンラインメディアでの記者・編集者を経て、BtoBのIT企業でPR/マーケティングマネージャーを歴任。
2006年6月、外資系テクノロジー企業のマーケティングマネージャーの職を辞し、個人事業としてビーコミュニケーションをスタート。2007年8月より法人化。記者として取材する側、企業の広報担当として取材される側の両方の経験を活かし、スタートアップから多国籍企業までさまざまな企業のPR/マーケティングを支援。数百を超える製品・サービスのPRを支援する中、サポートした企業の8割以上で大きな成果をあげ、口コミで支援先が増加。特にテクノロジー企業の広報の実務支援やアドバイス、コミュニケーション活動のサポートが多い。

ISBN:9784297130879
出版社:技術評論社
判型:4-6
ページ数:272ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2022年11月
発売日:2022年11月04日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KJS