出版社を探す

身近なプラスチックがわかる

著:西岡 真由美
監:岩田 忠久
監:齋藤 勝裕

紙版

内容紹介

レジ袋の有料化にはじまり、プラスチックについてよく耳にするようになりました。
そもそもプラスチックとはどのようなものなのか? 私たちの生活に密着しているプラスチックについて、実はあまりよく知られていないのではないでしょうか?
プラスチックからどのような製品が生まれ、使用されているかを知り、環境に配慮した最新のプラスチック技術についてもイラストを交えながら解説。さらに、プラスチックのリサイクル事情、マイクロプラスチック、海洋プラスチックごみ問題についても考え、今後どのようにプラスチックと付き合ってゆけばよいのかを知るための糸口となる一冊です!

目次

第1章 プラスチックはどのような物質か
1-1 身のまわりのプラスチック製品
1-2 SPIコードで見るプラスチック
1-3 プラスチックとは何か?①
1-4 プラスチックとは何か?②
1-5 プラスチックの歴史と発展
Column プラスチック研究と未来へのメッセージ(白川英樹教授)

第2章 プラスチックのライフサイクル
2-1 プラスチックは何からつくられるのか
2-2 プラスチック製品ができるまで
2-3 プラスチックの分別・回収・リサイクル
2-4 リサイクルの評価と推進

第3章 マイクロプラスチックとは何か
3-1 プラスチックごみが問題になるのはなぜか?
3-2 マイクロプラスチックはどのようにしてできるか
3-3 プラスチックごみが海にたどり着くまで
3-4 海を出入りするプラスチックごみの量
3-5 海洋プラスチックごみの発生源
3-6 海洋ごみのたどり着く場所
3-7 海洋生物とプラスチックごみ問題
Column 自然科学のフロンティア、マイクロプラスチックの行方を追う(磯辺篤彦教授)

第4章 プラスチックと私たちの暮らし
4-1 3R+2の考え方とは?
4-2 3Rの実践「選ぶ・使う」
4-3 3Rの実践「しくみを利用する」
4-4 3Rの実践「参加する」
Column 暮らしにRefuse(断る)というRを(高田秀重教授)

第5章 新たなプラスチック素材の研究と開発
5-1 再生可能資源を使った製品開発
5-2 再生可能資源とは?
5-3 バイオプラスチックの研究と開発
5-4 日本発のグリーンプラとバイオマスプラ
5-5 バイオプラスチックの活用とリサイクル
5-6 生分解性プラスチックへの期待
Column プラスチックと付き合う長い道のりを見据えて( 岩田忠久教授)

著者略歴

著:西岡 真由美
[著者] 西岡 真由美(にしおか まゆみ) 麻布大学獣医学部卒業。ノンフィクションライター、獣医師。 動物病院勤務を経て、2013年よりサイエンスコミュニケーションに携わり、複数の大学、科学館等で研鑽を積む。現在は、ノンフィクションライターとして、「人と動物の関わり」や「人物」をテーマに、その社会背景までを描くことをライフワークとしている。大学や研究機関のウェブサイト、科学雑誌等で記事を掲載。上記をテーマとしたワークショップの企画、運営も手掛ける。Forbes JAPANオフィシャルコラムニスト。
監:岩田 忠久
[監修] 岩田忠久(いわた ただひさ) 東京大学 大学院農学生命科学研究科 生物材料科学専攻・教授 新規高性能バイオマスプラスチックおよび生分解性プラスチックの開発や深海分解試験を行っている。 特に環境に配慮した生分解性プラスチック、バイオマスプラスチックの深い専門知識を持つ。 主な編著に「イチからつくるプラスチック」(農山漁村文化協会)がある。
監:齋藤 勝裕
[監修] 齋藤 勝裕(さいとう かつひろ) 1945年新潟県生まれ。東北大学理学部卒。東北大学大学院理学研究科博士課程修了。名古屋工業大学大学院工学研究科教授を経て、現在は名古屋工業大学名誉教授。理学博士。専門分野は有機化学、物理化学、光化学、超分子化学。主な著書に『気になる化学の基礎知識』『入門!超分子化学』『毒の事件簿』(以上、技術評論社)、『光と色彩の科学』(講談社)、『数学いらずの化学シリーズ』(化学同人)、『料理の科学』、『汚れの科学』(以上、ソフトバンククリエイティブ)ほか多数。

ISBN:9784297117061
出版社:技術評論社
判型:A5
ページ数:192ページ
定価:1680円(本体)
発行年月日:2020年11月
発売日:2020年11月14日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PNNP
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:TDC