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いつも結果を出す管理職が必ずやっている80のこと

著:市原義文

紙版

内容紹介

「管理職になった」
「管理職だけれど自信が持てない」
「管理職の仕事に興味がある」……
そんな皆さんに贈る1冊。

管理職デビューもこの1冊でラクラク乗り切れる!!

管理職の仕事が難しく思える理由の一つに、「ほかの管理職がいったい何をしているのかがいまいち分からない」というものがあります。

管理職がどんなときに、何をどうすればいいのか、実は誰も分かりやすく系統立てて教えてはくれません。

「自分で何をすべきか考えなさい」
「あなたの管理職スタイルを自力で模索しましょう」
「私の背中を見なさい」など、さまざまな助言はあるのですが。

でも、この忙しい時代に「そんな悠長なことは言っていられない」と思いませんか?

この本には、これまで複数の会社に勤めて管理職や役員を何年もやってきた私が、世の管理職のみなさんを代表して「とりあえずこれをやっておけば大丈夫」という管理職ならではのToDo80個をシーン別にまとめました。

「え、80もあるの? そんなにできない!」と思った方は「管理職が最低限すべき3つのこと」をまず頭に入れてください。

もう少し頑張れそうだという人は、目次ページで☆マークの付いた項目から優先して読むことをおすすめします。

そして「できるようになった」と思った項目は、数字の上にある四角にチェックを入れていってみてください。チェックの数が増えれば増えるほど、管理職としての自信が付いていくはずです。

目次

はじめに

まず読んで!管理職が最低限すべき3つのこと

【12シーン別・実践マニュアル】
シーン1 課長への昇進を打診された
    自分を知ることがすべての始まり
1 冷静に考える
2 自分の「強み」を知る
3 自分のタイプを知る
4 他者からのフィードバックを受け入れる

シーン2 着任が決まった
    会社での自分の立ち位置を確認する
5 上司を確認し、最初のあいさつに行く
6 前任者を知る
7 会社の経営方針を読む
8 一メンバーと課長の仕事は「まったく別物」と心得る
9 担当する課の存在意識を理解する
10 担当する課が提供する付加価値を知る
11 仕事の拠点を確認する
12 課のミッションを考える
13 上司(部長)と日常的に対話する
14 周りの部署のキーパーソンと話し、どんな人か探る

シーン3 着任前後の準備を始める
   第一印象を大切に 信頼関係構築はじっくりと
15 最高の投資「あいさつ」をする
16 初回のミーティングは和やかに
17 部下に聞くことを整理する
18 課の具体的な方針を考え、部下と共有する
19 課の3カ年、1カ年、半期の計画を立てる
20 課の目標を定める
21 各部下と目標を設定するミーティングを行う
22 部下に積極的に相談する
23 ほかの管理職と話す
24 (番外編)チームビルディング(合宿)をする

シーン4 通常業務を回す
    地味な作業をコツコツ続けて、自分を磨く
25 毎朝「昨日やったこと」「昨日見つけた課題」
 「今日やること」をノートに書き出す
26 部下を観察して質問する
27 会議では、最初に目的を確認する
28 課の中で勉強会を実施する
29 口頭でお願いしたことはメールでも書いて送る
30 情報に熱量を乗せて伝える
31 必要な自己投資をする
33 想定力を鍛える
34 積極的に他流試合に参加する

シーン5 部下と仕事を進める
    部下にどんどん仕事を振り、育てる

35 部下のタイプを知り、効果的な声掛けをする
36 部下の得意そうな仕事をどんどん振る
37 部下に仕事を振るために3つの前提条件を肝に銘じる
38 「60点の仕上がりで来る」と思って待ち、
  80点まで伴走する
39 どこまで「任せる」かを考える
40 叱るのではなく「期待」と「成果」のギャップを伝える
41 「教える」と「育てる」を使い分ける
42 小まめに振り返りを行う
43 「Yes, but~」を意識する

シーン6 人事評価をする
    部下を感動させるほど、しっかり見て評価する
44 フィードバック面談を行う
45 部下の努力に報いる
46 部下を昇格させる
47 「適切な褒め」でやる気を活性化させる
48 不満を対話のきっかけにする
49 不満を生かすために4つのToDoを実践する
50 感動を細部に宿す

シーン7 業績が上がったとき、落ち込んだとき
    再現させる工夫、再現させない工夫
51 チームの業績が上がったら再現性を考える
52 チームの業績が落ち込んだときは
  原因を分析して手を打つ

シーン8 上司に提案する
    自分というより、上司を会社に貢献させる
53 会社に貢献するための自分なりのアイデアを考え、
  プレゼンする
54 企画書をA4用紙1枚にまとめる
55 自分がやりたい企画ではなく、
  上司が会社に貢献できる企画を考える
56 「マジック接続詞」をうまく使う
57 上司が機嫌のいいときに企画を伝える
58 上司は「偉い人」ではないと心得る

シーン9 トラブル予防&対応
    現状を把握し、すべき謝罪は全力で
59 部下にコンプライアンス面の啓蒙をする
60 トラブルが起きたら、まず冷静に現状を把握する
61 トラブルが大きくなる前に手当てする
62 トラブル相手に直接会うときに注意すべきこと
63 トラブルを課のメンバーに共有する
64 「仕事憎んで、人を憎まず」で部下をフォローする
65 上司にトラブルを報告するときのポイント

シーン10 ハラスメントとメンタルヘルス対応
    状況別の対応方法
66 部下から「パワハラだ」と言われたら
67 部下同士のトラブルを解決する
68 年上の部下に反抗されたら
69 部下の状況の変化に対応する
70 「部下のメンタルヘルスケアは最大のリスク管理」と心得る
71 部下が違法行為をしたら

シーン11 上司との関係に悩んだとき
    希望を捨てず、やれることを淡々と
72 上司からパワハラを受けたら
73 上司からプレッシャーを受けたら
74 上司から「部下にもっと厳しくしろ」と言われたら
75 上司に理解力・人間力がなかったら
76 上司とそりが合わなかったら

シーン12 長い目で考える
    つまるところ、「自分はどう生きたいか」
77 どう生きたいかを要所、要所で考える
78 「こうあってほしい上司の姿」から自分を振り返る
79 「猛獣」に会ったら、懐に飛び込め
80 どうしてもすべてが嫌になったら

おわりに

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著者略歴

著:市原義文
1967年、熊本県生まれ。経営コンサルタント、シャイン&コー代表取締役社長、日産自動車、外資系大手コンサルティングファーム、ローソンなどで多数の新事業企画の立ち上げに従事。ローソン時代にポイントカード「Ponta」を企画立案し、実施。アイデアを新商品、新事業につなげるコツをまとめた『アイデアをお金に変える「マネタイズ」ノート』(三笠書房)を出版。

ISBN:9784296204519
出版社:日経BP
判型:4-6
ページ数:280ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2024年03月
発売日:2024年03月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KJ