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実践DX クラウドネイティブ時代のデータ基盤設計

著:川上 明久

紙版

内容紹介

★データ駆動型経営を支えるデータ基盤の設計が分かる
★オンプレミスのDBをクラウドに移行する手法を知る

データ駆動型経営が求められるなか、その根本となるデータ活用環境が重要になっています。この環境を支えるのが企業におけるデータ基盤です。現在、クラウド化の進展に伴い、データ基盤をクラウド技術で構築する、つまりクラウドネイティブにする流れが急速に進んでいます。

本書では、データ基盤のクラウド化に際して選択されることの多い米アマゾン・ウェブ・サービスの「Amazon Web Services(AWS)」、米マイクロソフトの「Microsoft Azure」、米グーグルの「Google Cloud」、米オラクルの「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」の各サービスを取り上げ、クラウドネイティブなデータ基盤をどのように構築していくかを説明します。

加えて本書では既存のオンプレミスのデータベースのクラウド移行について1章を割いて説明しています。クラウドへのデータベース移行は頻繁に経験することではなく、予算やスケジュールの見積もりには特有の難しさがあります。本書ではデータベース移行の計画立案、データベースとアプリケーションを移行するにあたってやるべきことなどをまとめています。

データを的確に、迅速に活用するには、クラウドネイティブなデータ基盤の構築に加え、管理の仕組みも欠かせません。実際のデータ活用を円滑に進めるためのデータマネジメント組織の役割や機能についても説明します。データ基盤の構築とデータ活用に携わるすべてのエンジニアに必携の一冊です。ぜひご活用ください。

目次

<目次>
はじめに
第1章 データベースのクラウド移行
 1-1 加速するDBのクラウド移行 基盤と運用に5つのコスト削減策
 1-2 データベースのクラウド移行体制 DBAやDAの役割を知る
 1-3 コストと納期を守る 成功率を上げる見積もり手法
 1-4 クラウド移行で発生するギャップ インフラ構成要素別の注意点
 1-5 要件で異なるデータの移行方式 効率アップの鍵はツール選択
 1-6 DB移行に伴うアプリケーション移行 どのような修正が発生するか

第2章 データ基盤構築の実際
 2-1 DXにおけるデータ基盤の主流に クラウドネイティブとは何か
 2-2 4つの要件で欲しいデータを探す 活用に不可欠なデータカタログ
 2-3 データカタログの代表的機能を提供 Lake FormationとPurview
 2-4 データ連係をローコードで実装 Oracle Integration Cloud
 2-5 「NewSQL」のCloud Spanner PostgreSQL互換性を備える
 2-6 既存Oracle DBの移行先 大規模データに向くExaDB-D
 2-7 AuroraにSQL Serverの機能 Babelfishをクラウド移行に活用
 2-8 「データクラウド」のSnowflake 他のDWHサービスと何が違うのか
索引

ISBN:9784296201860
出版社:日経BP
判型:A5変
ページ数:144ページ
定価:2700円(本体)
発行年月日:2023年03月
発売日:2023年03月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:UB