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マーケティングとクリエイティブをもう一度やり直す 大人のドリル

著:海老原 嗣生

紙版

内容紹介

「マーケティングやクリエイティブの知識・スキルは、
マーケターやデザイナーに必要なもの」と思っているあなた。それは間違いです。
すべてのビジネスパーソンが身に付けることで、明日からの仕事が変わります。

「話がうまく伝わらない」「何を書いたらいいのだろう」「良い発想が浮かばない」--。ビジネスパーソンの多くはそんな悩みを抱えています。そうした悩みに共通するのは「何を伝えたいのか」、すなわち「コンセプト」が欠けていることです。

マーケティングの教科書やMBAの授業でも、コンセプトやマーケティング、クリエイティブについて学ぶことはできますが、実践で使いこなすまでには、なかなか行きつけないものです。

この本では、分かったようで、実は分かっていない、マーケティングとクリエイティブの本質を、身近な事例と実践的なワークを通じて、スムーズに腹落ちさせます。会議、営業、企画、そして夕食の支度にさえすぐに使え、明日からの人生を変えるでしょう。
「日経ビジネス」の人気連載、待望の書籍化!


■著者より■

若いころ、クリエイティブ部門に在籍し、「コンセプトワーク」という足腰を鍛えられた。この力はどこに行っても、驚くほど役に立った。その後、さまざまな仕事に関わる中で、周囲の人がクリエイティブの作法に反する仕事の進め方をしていることに、あきれることが多かった。

「あれ? なぜコンセプトから考えないのだろう?」
「大きな池でも釣り人が多けりゃ意味ないのにな……」と。
そして、「ああ、普通の世界では、クリエイターが当たり前にすることを、やっていないのだ」と気づいた。

マーケティングやクリエイティブは、それを専門にする人だけのものではない。すべてのビジネスパーソンが学ぶことで、日々の仕事の質を劇的に改善してくれる。この本は、最短の時間でそのエッセンスを伝えるために作った。

目次

目次

1章 ビジネスのコペルニクス的転回

Section1 会議、営業、企画、そして夕食の支度にさえすぐに使える

     「クリエイティブの作法」

Section2 会社が届けているのは何ですか?

     ~ビジネス思考のコペルニクス的転回~

コラム  復習を兼ねた解説1

Section3 相手が見えているか、いないかが勝負の肝

Section4 名人は頭の中で、シナリオを展開し続ける

コラム  復習を兼ねた解説2



2章 パッケージングがコンセプトを強くする

Section1 あらゆる「乗り物」を使い、コンセプト勝ちした日本のコンビニ

コラム  復習を兼ねた解説3

Section2 「学校出たら勉強しよう」と日本経済新聞がつぶやいた理由

Section3 無印良品がブランドとなり、無敵の存在に上り詰めた理由

コラム  復習を兼ねた解説4

Section4 コンセプトを失った企業、取り戻せた企業

Section5 作法違反の「ラッキーヒット」はどうすべき?



3章 ターゲットを絞ると戦略が見える

Section1 絞れよ、さらば、道は開ける

Section2 セグメントは際限なし。それもまた楽しからずや

Section3 「あさイチ」と「金のつぶ」の共通点



4章 STP分析で「アイデアの達人」に

Section1 フレームワークで情報整理

Section2 セグメントが新たなアイデアを生み出す

Section3 競合の置き方でも新機軸は見出せる

Section4 コンセプト思考法の有効範囲



あとがき

解説 コンセプトとコアコンピタンス、小林一三とドラッカー

ISBN:9784296201464
出版社:日経BP
判型:A5
ページ数:244ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2023年02月
発売日:2023年02月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KJS