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Excelで学べるデータサイエンス入門講義

Society 5.0を生き抜くための必須教養

著:笛田 薫
著:松井 秀俊

紙版

内容紹介

ビッグデータやAIによる社会の変化、データ分析&活用の基礎がまるわかり!
文系・理系を問わず身につけるべき「現代社会の必須教養」をやさしく解説。

 ビジネスの現場では今、データサイエンスやAIを理解し、活用できる人材が求められています。政府もそのような人材の育成を重視して、2025年までにすべての大学・高等専門学校生が初級レベルの数理・データサイエンス・AIを習得するという目標を掲げました。文部科学省などは「数理・データサイエンス・AI 教育プログラム認定制度(リテラシーレベル)」を開始して、大学などでのデータサイエンス・AI教育を支援しています。データサイエンスやAIの授業を文系・理系を問わず必修化する大学も目立つようになりました。

 これからの社会(Society 5.0)では、データサイエンス・AIの知識は“常識”であり、誰もが持つべき必修のスキルなのです。本書は、その入門書として、データサイエンス・AIの活用動向から、基本的なデータリテラシー、さらに統計やデータ分析の基礎までを学べるように構成しました。

 「数理・データサイエンス・AI(リテラシーレベル)モデルカリキュラム」に対応すべく、第1章ではデータやAIがいかに活用され、社会に変革をもたらしているのかを紹介。またそれらを活用するうえでの留意事項を解説しています。そして第2章からは、多くの人にとって身近な「Excel」というツールを使い、データ分析を実践的に学習します。第2章では統計学の基礎、第3章ではマクロ(VBA)を使った自動化の方法、第4章ではマクロによるシミュレーション、第5章では統計的推定、検定などについて学びます。

 学習に当たっては、ホームページで公開しているサンプルファイルを用いて、実践的・体験的にExcelを使ったデータ分析やシミュレーションを練習できます。

 執筆は、日本で初めてデータサイエンス学部を設置し、データサイエンス・AI教育の最先端を行く滋賀大学の笛田薫教授と松井秀俊准教授。同大学の入門講座を1冊に凝縮しました。ぜひ本書を手に、データサイエンスの世界に足を踏み入れてください。

目次

第1章 社会におけるデータ・AIの利活用
・社会で活用が進むデータ
・飛躍するAI(人工知能)の技術
・社会を変えるAI
・AIとデータ利用の落とし穴

第2章 Excelで始めるデータ分析の基本
・Excelの長所と計算の基本
・代表値の計算
・度数分布表とヒストグラム
・相関と回帰

第3章 Excel VBAの活用
・Excel VBA入門
・Excel処理の自動化

第4章 Excelを使ったシミュレーション
・モンティ・ホール問題
・モンテカルロ法

第5章 さまざまな統計分析
・時系列データ解析
・確率分布
・ロジスティック回帰
・連続型確率分布
・統計的推定
・統計的検定

ISBN:9784296200146
出版社:日経BP
判型:A5
ページ数:240ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2022年11月
発売日:2022年11月24日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PDZ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:PBT