ものづくり興亡記
名も無き挑戦者たちの光と影
著:杉本貴司
著:藤本秀文
著:湯前宗太郎
紙版
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内容紹介
「失われた30年」は、ものづくり敗戦の30年でもあった。希望はないのか――
現場を知る取材記者による迫真のノンフィクション。
大手企業から露骨なさげすみを受けながらもしたたかに生き抜き、国内トップにまで上り詰めた下克上企業・今治造船。悲願の国際旅客機計画に挑みながらも志半ばで潰えたMRJ。確かな技術力でオンリーワンの座に就いた「変態工場」=日立金属・安来工場がはまった落とし穴。周回遅れの日本の次世代モビリティの中で輝きを放つホンダ「空飛ぶクルマ」。
目次
第1章今治造船・本社工場―瀬戸内から世界へ、造船一族の下克上
第2章三菱重工業・名航―MRJはなぜ飛べなかったのか、空の名門の挫折
第3章日本製鉄・君津製鉄所―宿敵・中国を育てた伝道師たち、「鉄は国家」のDNA
第4章シャープ・亀山工場―日の丸家電の栄光と凋落、液晶「オンリーワン」の驕り
第5章日立金属・安来工場―「ハガネの変態工場」、検査不正はこうして生まれた
第6章ホンダ・和光研究所①―「異質であれ」、F1の救世主が紡いだ哲学
第7章ホンダ・和光研究所②―再び空へ、未来のモビリティーを求めて