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生成AI革命

社会は根底から変わる

著:野口悠紀雄

紙版

内容紹介

秩序を破壊する変化を歓迎する。革命の意義を正しく理解した者には未来がある――。
情報経済論の大家が社会の大変動を見通す。
生成AIが生み出す世界とは? 多角的に描き出す。

◆「生成AIのなかった世界」が終わりになる。「生成AIのある世界」が始まる。これからの時代、人間の知的活動は、まったく違うものになる。

◆革命はすでに進行している。これほどの速さで普及した新技術は前例がない。しかも、生成AIは多くの用途に使用される一般汎用技術だ。社会構造に大きな変化が起きる。

◆生成AIの利用による労働生産性の破壊的な変化を受け入れない企業は、壊滅的なコスト高に直面し、イノベーション上の不利な立場に陥るだろう。企業はいますぐ準備を始めるべきだ。ビジネスモデルの再構築、AIをワークフローに組み込むための働き方の変革――ビジネスリーダーはまさにいま、社内イノベーションを開始すべき時を迎えている。

◆一番危険なのは、この技術を過小評価したり、背を向けたりすることだ。変化を恐れて新しい技術を導入しなければ、日本は世界の進歩から決定的に立ち遅れてしまう。

目次

はじめに
第1章 ChatGPTはどのように使われているか?
第2章 企業はChatGPTをどこまで使うことができるか?
第3章 データドリブン経営が可能になるか?
第4章 医療や法律関係にもChatGPTが進出 
第5章 知識の伝達と教育機関の根幹に関わる大変化
第6章 大規模言語モデルの仕組み 
第7章 大失業・大転職時代
第8章 ディストピアか?
第9章 ユートピアを実現できるか?
おわりに 

著者略歴

著:野口悠紀雄
1940年、東京に生まれる。63年、東京大学工学部卒業。64年、大蔵省入省。72年、エール大学Ph.D.(経済学博士号)。一橋大学教授、東京大学教授(先端経済工学研究センター長)、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学教授などを経て、一橋大学名誉教授。専攻は日本経済論。近著に、『日本が先進国から脱落する日 』(プレジデント社、岡倉天心賞)、『2040年の日本』 (幻冬舎新書)、『超「超」勉強法』(プレジデント社)、『日銀の責任』(PHP新書)、『プア・ジャパン』(朝日新書)、『「超」創造法』(幻冬舎新書)、『日本経済は復活出来るのか』(SB新書)ほか多数。

ISBN:9784296118953
出版社:日経BP 日本経済新聞出版
判型:4-6
ページ数:320ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2024年01月
発売日:2024年01月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:UD