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戦略的コミュニケーションと国際政治

新しい安全保障政策の論理

著:青井 千由紀

紙版

内容紹介

 戦略的コミュニケーションは、情報化と価値外交の時代の新たな政策課題。言語、行動(あるいは非行動)、イメージやシンボルを用いて、自分の政策目標の達成の助力になるように、相手の行動や態度を変更させることを目的とした外交・安全保障政策の実施を指す。情報通信技術の進展に伴い、外交・安全保障も政治社会におけるコミュニケーションとその影響をよく理解し、変化に適応する必要がある。だが残念ながら日本では十分に理解されていない。本書は、戦略的コミュニケーションを、理論的・歴史的、公共政策的視野にもとづいて第一人者が解説する初めての書である。

目次

第1章 戦略的コミュニケーション――戦略の模索と創出
第2章 前史――権力と空間、時間の構築
第3章 構築――ナラティブと国際秩序の構築
第4章 防衛――価値の防衛
第5章 レジリエンス――社会の分断の防止
第6章 実施――原則と制度

著者略歴

著:青井 千由紀
東京大学公共政策大学院教授(国際安全保障専攻博士課程担当)、専門は国際政治学、戦争学、安全保障学
マサチュー セッツ工科大学(MIT)修士(MS)、コロンビア大学博士(PhD)。国連大学平和とガバナンスプログラム学術研究官、青山学院大学国際政治経済学部教授を経て2016年より現職。2008-09年、2019-20年ロンドン大学キングスカレッジ戦争学部客員教授。2018年「安全保障と防衛力に関する懇談会」メンバー

ISBN:9784296115228
出版社:日経BP 日本経済新聞出版
判型:4-6
ページ数:320ページ
定価:3600円(本体)
発行年月日:2022年10月
発売日:2022年10月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JPS