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サステナビリティ情報開示ハンドブック

編著:北川哲雄

紙版

内容紹介

<<企業と投資家の双方の視点から新しい開示のあり方を探る>>

開示基準の統合はどこまで進んだのか、これからの統合報告書はどうあるべきか、内外の投資家はどんな情報を求めているのか。さらにESG 評価機関の動向、先進的な開示の事例など、実務者が把握しておきたい情報を網羅した決定版。

本書は、サステナビリティ情報の開示基準が世界的に統一しようとする時機を捉え、企業の実務者の方々を対象に、必要十分な情報開示のポイントを具体的かつ包括的に手ほどきした実践的な解説書。欧米の状況にも詳しい専門家が、主要なテーマをカバー。第1部は11の視点から最新の情報開示を企業と投資家の双方の立場から解説。実態を示す独自のアンケート分析を示すなど、類書にない内容。第2部は先進企業の実例を解説するとともに、生物多様性や人的資本など注目されているトピックの最新の状況を解説した。実務担当者必備の一冊。

目次

第1部 サステナビリティ情報開示を考える11の視点
 第1章 サステナビリティ情報開示の歩み
 第2章 サステナビリティ情報とデータサイエンス
 第3章 統合報告書の進化と課題
 第4章 インベスター・リレーションズ(IR)の現代的課題
 第5章 ESG 投資(1)
 第6章 ESG 投資(2)
 第7章 進化した責任投資報告書が提起する投資先企業の課題
 第8章 サステナビリティ・ガバナンス改革の行方
 第9章 ESG評価機関
 第10章 サステナビリティを巡る開示と評価
 第11章 情報開示哲学の再構築

第2部 重要な開示トピックスと企業のケース
 第12章 ケース1:キリンホールディングス
 第13章 ケース2:三井化学
 第14章 ケース3:味の素
 第15章 欧州におけるサステナビリティ報告指令(CSRD)の動向
 第16章 任意の委員会設置を通じたコーポレートガバナンスの強化
 第17章 加速する気候変動とダイバーシティに関する取り組み
 第18章 TCFDステータスレポートから読み取れるもの
 第19章 生物多様性
 第20章 経営課題となった人権への対応
 第21章 人的資本の経営・開示とガバナンス

著者略歴

編著:北川哲雄
青山学院大学名誉教授・東京都立大学特任教授。博士(経済学)。早稲田大学商学部卒業。同大学院修士課程修了後、中央大学大学院博士課程修了。野村総合研究所、モルガン銀行東京支店(現J.P.モルガン・アセット・マネジメント)等において医薬品産業・企業の分析を担当するアナリスト・リサーチャーとして20年以上務めたのち、2005年青山学院大学教授。2019年より現職。現在の主な研究対象は「企業情報開示」と「コーポレートガバナンス」。近編著として『ESGカオスを超えて』(2022)中央経済社、『バックキャスト思考とSDGs/ESG投資』(2019)同文舘出版、近共著として『コーポレートガバナンス・コードの実践 第3版』(2021)日経BPなどがある。

ISBN:9784296115075
出版社:日経BP 日本経済新聞出版
判型:A5
ページ数:368ページ
定価:3800円(本体)
発行年月日:2023年07月
発売日:2023年07月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KJ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:KF