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なぜ「若手を育てる」のは今、こんなに難しいのか  

〝ゆるい職場〟時代の人材育成の科学

著:古屋星斗

紙版

内容紹介

「職場がゆるくて、成長実感がないから辞めます」
こんな社員が登場するようになった「ゆるい職場」時代、若手社員の育成はますます困難になりつつあります。      

本書では独自調査とヒアリングから、Z世代の価値観の「二層化」、その不安と焦りを浮き彫りにしたうえで、心理的安全性とともに今、職場に求められる「キャリア安全性」の重要性を示唆し、若手を活躍させることのできるマネージャーに必要な9つのポイントを紹介。 

人材育成に悩む現場マネージャーにとって、今日から使える実践的な情報を提供します。

目次

第1章 「Z世代」は存在しない
――二極化する価値観と、若者論のウソ

第2章 「ゆるい職場」と若手の不安   
――若者を取り巻く変化を理解できているか 

第3章  若手は会社をこう見ている    
――職場では聞けないZ世代の本音 

第4章  心理的安全性だけでは活躍できない   
――「キャリア安全性」という観点 

第5章  若手を育成できる管理職、できない管理職   
――育成に成功しているマネジャーを科学する

第6章 「ゆるい職場」時代の育て方改革 5つのヒント     
――質的負荷をいかに高めるか 

第7章  「優秀な人材ほど辞める」を食い止めるには      
――「二層化した若手」を適切に育てる方法 

第8章  若手がひらく、会社と社員の新しい関係             
―― 「ゆるい職場」時代の組織論  

著者略歴

著:古屋星斗
リクルートワークス研究所 主任研究員。
2011年一橋大学大学院社会学研究科修了。同年、経済産業省に入省。産業人材政策、投資ファンド創設、福島の復興・避難者の生活支援、政府成長戦略策定に携わる。17年より現職。労働供給制約をテーマとする2040年の未来予測や、次世代社会のキャリア形成を研究する。一般社団法人スクール・トゥ・ワーク代表理事。法政大学キャリアデザイン学部兼任教員。著書に『ゆるい職場――若者の不安の知られざる理由』(中央公論新社)。

ISBN:9784296115037
出版社:日経BP 日本経済新聞出版
判型:4-6
ページ数:288ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2023年11月
発売日:2023年11月28日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KJ