出版社を探す

ラズパイ自由自在 電子工作パーツ制御完全攻略

著:松岡貴志
編:ラズパイマガジン

紙版

内容紹介

Raspberry Piで電子工作をやり始めたビギナーに向けた本です。
「あれ?動かない」というときの原因と解決策がわかるようになります。

「ネット上の作例のコピペでは不満」「いろんな電子パーツを使いたい」「電子パーツの違いを知りたい」「動かないときの解決策を知りたい」という方にうってつけです。

工場や小売の店頭などのIoTの現場で、システムを確実に動かしたい方にも役立ちます。

本書は、2部構成になっています。

前半の「パーツ分解・実験編」は電子パーツをとにかくつないで動かす、実践的な内容です。センサーやモーターなどの電子パーツをラズパイに結線する方法と、すぐに動かして試せるPythonプログラムを掲載しています。PythonプログラムはGitHubのサポートサイトからすべてダウンロードできます。
電子パーツを分解したり、複数機種を比較する実験をしたりして、電子パーツの仕組みや特性を詳しく調べた点が、本書の大きな特徴です。仕組みの違う電子パーツを見比べて、用途に適したものを選び、ラズパイで使えるようになります。

後半の「Raspberry PiのIO詳解編」は、ラズパイを電子パーツとつなぐ方法(インタフェース)を解説する技術的な内容です。ラズパイと電子パーツは、汎用入出力端子にあるI2CやSPIといったインタフェースを使ってつなぎます。このインタフェースのそれぞれについて、特徴と仕組み、入出力するための具体的なPythonプログラムを掲載しています。
実際に電子パーツをつないで少しずつ動かしながら、機能を網羅的に確認できるように工夫しました。I2Cインタフェースの「クロックストレッチ」など、実際にトラブルが発生しやすい部分も網羅しています。「ロジックアナライザー」などの測定器も使って、細かい挙動を確認しました。今までなんとなく使っていた各種インタフェースを理解することで、電子パーツのデータシートを参考に、自らラズパイに接続して操作できるようになります。

「とにかく手を動かして経験をためて覚える派」は前半から、「細かな仕組みを十分理解したい理論派」は後半から読むとよいでしょう。ラズパイのインタフェースを基本から押さえたいという場合も、後半から読んでください。

目次

パーツ分解・実験編
1章 多様なLEDを光らす
2章 5種の温度センサーを比較
3章 条件を変えて距離センサーの精度を調査
4章 重さを量るロードセルとロードセンサーは高精度
5章 音を取り込むマイクで多様な録音を試す
6章 可変抵抗器などで設定値を微調整
7章 サーボモーターの制御をソフトで補正
8章 ステッピングモーターをきめ細かく制御
9章 安価で小型のキャラクターディスプレイ
10章 グラフィックスディスプレイと電子ペーパーの内部構造

Raspberry PiのIO詳解編
11章 デジタル入力
12章 デジタル出力
13章 PWM出力
14章 I2C(SMBus編)
15章 I2C(汎用編)
16章 SPI
17章 UART

付録 Raspberry Pi OSのインストールと初期設定

ISBN:9784296111916
出版社:日経BP
判型:B5変
ページ数:288ページ
定価:2900円(本体)
発行年月日:2022年03月
発売日:2022年03月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TJF