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データから真実を読み解くスキル

著:松本 健太郎

紙版

内容紹介

データ分析のお作法を学ぶ。それが、この本の目的です。
……まことしやかな数字が、実際の所、どれほど当てになるものなのか。たまねぎの皮を1枚ずつ剥くようにして、喧伝された事実に隠されたもう一つの"事実"を見つけ出すにはどうしたらよいのか。そのためのスキルを学べます。

著者は、ITベンチャー勤務のマーケターにして、データサイエンティスト。データ分析のプロジェクトで数多くの失敗も味わいながら、「生傷で得た教訓」を糧に著しました。

新型コロナの感染拡大、戦後最長の好景気、貧困率にひきこもり……。ニュースを賑わせた事象を題材に、「データドリブンに真実へ迫ると、どのような実態が見えてくるか」を紐解き、そこで使ったスキルを解説します。

データ分析とはアートであり、すべてのビジネスパーソンに必要な能力です。
数字が読めても、それが何を表しているかが分からなければ「分析」とは言えません。数字だけでなく、起きていることの全体を解釈し、時に俯瞰し、データの裏にある何かを探っていく。データに目を配り、また必要があれば提示されたデータを疑う。それが"考える"ことです。データ分析は多様な知的スキルを組み合わせたアートでもあります。

そうした分析力はデータ分析の専門家だけでなく、あらゆる分野のビジネスパーソンにとって必要な能力です。本書がこのような能力を養うことに少しでも貢献できればこれ以上の喜びはありません。

著者略歴

著:松本 健太郎
1984年生まれ。龍谷大学法学部卒業後、データサイエンスの重要性を痛感し、多摩大学大学院で"学び直し"。その後、株式会社デコムなどでデジタルマーケティング、消費者インサイト等の 業務に携わり、現在は「テクノロジーで『今起きていること』を明らかにする報道機関」を目指す 報道ベンチャー、株式会社JX通信社にてマーケティング全般を担当している。政治、経済、文 化など様々なデータをデジタル化し、分析・予測することを得意とし、テレビ、ラジオ、新聞、雑 誌にも登場している。著書に『人は悪魔に熱狂する』『データサイエンス「超」入門』(毎日新聞 出版)、『なぜ「つい買ってしまう」のか?』『誤解だらけの人工知能』(光文社新書)など。

ISBN:9784296108602
出版社:日経BP
判型:4-6
ページ数:248ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2021年02月
発売日:2021年02月05日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:GPS