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Beyond MaaS

日本から始まる新モビリティ革命 移動と都市の未来

他著:日高 洋祐
他著:牧村 和彦
他著:井上 岳一

紙版

内容紹介

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ベストセラー!待望の続編
「100年に一度」のモビリティ革命
MaaSの知りたい疑問にすべて答える!

日本から始まる「移動と都市の未来」を徹底解説
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 トヨタ自動車、ホンダ、JR東日本、東急、小田急電鉄、JR西日本、近畿日本鉄道など、自動車・交通業界のあらゆる有力企業が、成長戦略の「一丁目一番地」として取り組むモビリティ革命「MaaS(Mobility as a Service、マース)」。日本政府も国家のフラッグシッププロジェクトに掲げ、本格展開への号砲が鳴った!
「100年に一度」のモビリティ革命は、既存のビジネスや人々の暮らしにどのような変化をもたらすのか? 人口減少、超高齢化、都市の渋滞、地方の過疎化など、課題山積のニッポンで、社会課題に寄りそいながら、持続可能なビジネスモデルを築くにはどうするべきなのか?

 その答えは、全く新しい2つのMaaSコンセプトにあった!
MaaS社会実装の第一線で活躍する筆者らが本書で提案するのは、モビリティサービス自体の深化・進化を目指す「Deep MaaS」と、異業種連携による新たな価値創造を志向する「Beyond MaaS」の世界。交通版デジタルプラットフォームを土台にした、この2つの方向性から生まれる新しいビジネスの先に見えてくるのは、都市のDX(デジタルトランスフォーメーション)、スマートシティの具体像だ。
 
なぜ、トヨタは未来都市「Woven City(ウーブン・シティ)」を創るのか?

 なぜ、ソニーも三井不動産もセブン&アイも三菱商事も、
異業種が次々とモビリティ分野に乗り出しているのか?

 マイカーいらずの「サブスクMaaS付きマンション」から、地域の「モビリティハブ化」するスーパーマーケット、病院の待ち時間をなくす「診察予約付き配車サービス」、広告連動の「0円モビリティサービス」まで・・・・・・。全15業種・キーワード×MaaSでつくる新ビジネスアイデアを徹底解説しながら、モビリティ起点でアップデートされる未来都市の姿と、それを実現するための3つの視点を提案する。
MaaSからスマートシティへと続く世界の一大潮流を捉え、「次の100年」を日本発のビジネスモデルで豊かにするべく、全産業のビジネスパーソンに向けた必読書。

目次

1章 号砲! 令和時代の「日本版MaaS」

2章 「何のためのMaaSか」~見えてきた課題と光明~
【Interview】東京大学・須田義大教授 × 横浜国立大学・中村文彦教授

3章 持続可能なMaaSのエコシステムとは?
【Interview】MaaSグローバル CEO Sampo Hietanen(サンポ・ヒータネン)氏

4章 MaaSビジネスの創り方 ~「サービス深化」と「異業種コラボ」2つの答え~
【Interveiw】Trafi マネージングディレクター Christof Schminke(クリストフ・シュミンケ)氏
【Interview】モビリティX CEO Colin Lim(コリン・リム)氏

5章 MaaSで導く交通業界の成長戦略
鉄道、バス(路線バス・高速バス)、タクシー、航空

6章 自動車業界激変! CASEの出口としてのMaaS
【Interview】GOJEK シンガポール ゼネラルマネジャー Lien Choong Luen(リエン・チョン・ルエン)氏

7章 全産業を巻き込む「Beyond MaaS」のビジネスモデル
【住宅・不動産】【観光】【医療・介護・ヘルスケア】【飲食・サービス】【小売り】【電力(エネルギー)】【モバイル・通信】【フィンテック・金融】【保険】【広告・プロモーション】【ゲーム・イベント】【シェアオフィス・働き方改革】【物流】【災害・防災】【アグリテック】・・・全15業種・キーワード×MaaSの融合モデルを解説

8章 MaaSが切り拓く2030年のスマートシティ
・Google(サイドウォークラボ)が進めるカナダ・トロントのMaaS都市
・米シアトルに見るモビリティ起点の都市のリ・デザイン
・スマートシティ時代に必要な3つの視点【ビジョンの共有】【官民データ連携】【データ駆動型のプロセス】

著者略歴

他著:日高 洋祐
MaaS Tech Japan 代表取締役 2005年、鉄道会社に入社。ICTを活用したスマートフォンアプリの開発や公共交通連携プロジェクト、モビリティ戦略策定などの業務に従事。14年、東京大学学際情報学府博士課程において、日本版MaaSの社会実装に向けて国内外の調査や実証実験の実施により、MaaSの社会実装に資する提言をまとめる。現在は、MaaS Tech Japanを立ち上げ、MaaSプラットフォーム事業などを行う。国内外のMaaSプレーヤーと積極的に交流し、日本国内での価値あるMaaSの実現を目指す
他著:牧村 和彦
計量計画研究所 理事 兼 研究本部企画戦略部長 1990年、一般財団法人計量計画研究所( IBS)入所。モビリティ・デザイナー。東京大学博士(工学)。筑波大学客員教授、神戸大学客員教授他。都市・交通のシンクタンクに従事し、将来の交通社会を描くスペシャリストとして活動。代表的な著書に、『バスがまちを変えていく~ BRTの導入計画作法』(IBS出版)、『交通まちづくり~地方都市からの挑戦』(共著、鹿島出版)、『モビリティをマネジメントする』(共著、学芸出版社)、『2050年自動車はこうなる』(共著、自動車技術会)など多数
他著:井上 岳一
日本総合研究所 創発戦略センター シニアスペシャリスト 1994年、東京大学農学部卒業。農林水産省林野庁、Cassina IXCを経て、2003年に日本総合研究所に入社。Yale大学修士(経済学)。南相馬市復興アドバイザー。森のように多様で持続可能な社会システムのデザインを目指し、インキュベーション活動に従事。現在の注力テーマは、地域を持続可能にする「ローカルMaaS」のエコシステム構築。著書に『日本列島回復論』(新潮選書)、共著書に『AI自治体』(学陽書房)、『公共IoT』(日刊工業新聞社)などがある

ISBN:9784296105281
出版社:日経BP
判型:A5
ページ数:2200ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2020年03月
発売日:2020年03月06日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KNG