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逆境を楽しむ力 心の琴線にアプローチする岩出式「人を動かす心理術」の極意

著:岩出 雅之

紙版

内容紹介

 「学生ラグビーの最強集団」である帝京大学ラグビー部。2022年1月には、ラグビー大学選手権で優勝し、前人未踏のV10を達成した。その強さの秘訣は、26年間、チームを率いてきた岩出雅之監督の心理学的マネジメント術にあります。
 心理的安全性、成長マインドセット、ナッジ、心理バイアス、フロー、自己肯定感、OODA(ウーダ)ループ、マズローの欲求5段階、ハーズバーグの2要因理論、内発的動機(ときどき脳科学も)━━。岩出監督が「これは使えそうだ」と思った心理学理論やビジネスツールを、実際の組織運営や人材育成に次々に取り入れ、実際に大きな成果を出しています。これらは、ビジネスの現場ですぐに役立つものばかりです。本書を読むだけで、最新の理論を実践例とともに、学ぶことができます。
 中でも、著者が突出しているのは、逆境の中で組織の実力を100パーセント発揮させるマネジメントと、従来の若者とは違うZ世代のモチベーションの高め方。逆境に直面したとき、プレッシャーや不安に押しつぶされることなく、蓄えた実力を発揮できる「フロー状態」をどのようにつくりだすか。26年のラグビー部監督人生で編み出した「極意」を本書で披露します。

目次

プロローグ
はじめに
第1章 連覇はなぜ止まったのか
第2章 Z世代とは何者か?
第3章 コロナ禍と逆境からの組織再生
第4章 Z世代のモチベーション・マネジメント
第5章 逆境に負けない心のつくり方
第6章 令和のリーダーの条件
第7章 これからの日本を担う若い世代に伝えたいこと
第8章 逆境に勝つ──岩出式「心理マネジメント」九つの要諦
第9章 逆境を楽しめるリーダーが最後に笑う
    対談 岩出雅之×流大(帝京大学OB、東京サントリーサンゴリアス)

著者略歴

著:岩出 雅之
帝京大学スポーツ局長、医科学センター教授。1958年和歌山県新宮市生まれ。1976年和歌山県立新宮高校卒業、1980年日本体育大学卒業。大学時代、ラグビー部でフランカーとして活躍し、1978年度全国大学ラグビーフットボール選手権大会で優勝の原動力になり、翌年度、主将を務めた。教員となり、滋賀県教育委員会、公立中学、高校に勤務。滋賀県立八幡工業高校では、ラグビー部監督として同校を7年連続で花園(全国高等学校ラグビーフットボール大会)出場に導いた。高校日本代表コーチ、同監督を歴任後、1996年より帝京大学ラグビー部監督。2009年度全国大学ラグビーフットボール選手権大会で創部40年目に初優勝。以来、2017年度まで前人未到の9連覇を記録。2021年度に同大会で優勝しV10を達成後、26年続けたラグビー部監督を勇退。現在は、帝京大学スポーツ局長として、同大学のスポーツ資産を統括する。著書に『負けない作法』(共著、集英社)、『常勝集団のプリンシプル』(日経BP)がある。

ISBN:9784296000722
出版社:日経BP
判型:4-6
ページ数:256ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2022年05月
発売日:2022年05月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:SF