内容紹介
戦後、占領軍と日本人女性との間に生まれた子どもを養育してきたエリザベス・サンダース・ホーム出身の6人のハーフが、日本で約60年ぶりに集まった。ジャーナリスト、WHO職員、弁護士、新興宗教の僧侶、ブラジルの農園主夫人、そして日本の裏社会の顔役の6人である。彼らの目的はひとつ、排外主義・民族主義を掲げ、次期総理候補と目される二世議員・河崎晋之介への復讐だった。
著者略歴
著:麻野 涼
1950年埼玉県生まれ。早稲田大学卒業後、ブラジルへ移住。サンパウロで発行されている日系紙パウリスタ新聞(現ニッケイ新聞)勤務を経て、1978年帰国。以後、フリーライター。高橋幸春のペンネームでノンフィクションを執筆。1987年、『カリブ海の〈楽園〉』(潮出版)で第6回潮ノンフィクション大賞、1991年に『蒼氓の大地』(講談社)で第13回講談社ノンフィクション賞受賞。2000年に初の小説『天皇の船』(文藝春秋)を麻野涼のペンネームで上梓。以後、『死の臓器』『死の刻』『死刑台の微笑』『誤審死』(以上、文芸社文庫)など、社会派ミステリーを精力的に発表している。2015年には臓器移植の闇と医療の倫理を描いた『死の臓器』がWOWOWの連続ドラマになる。
ISBN:9784286240008
。出版社:文芸社
。判型:文庫
。ページ数:448ページ
。定価:900円(本体)
。発行年月日:2023年02月
。発売日:2023年02月07日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ。