写真記録 日本貨幣史
監:大蔵省財務協会
紙版
内容紹介
【特色】
●本書は、各時代に貨幣が果した役割を社会のあらゆる分野において捉え、貨幣がわれわれにいかなる文化を与えてくれたか、あるいは貨幣がつくり出す喜怒哀楽を紹介するものです。
●写真編は1200点余の豊富な写真と図表、そして的確な解説文で見る・読む、大型ビジュアル版の日本の貨幣の変遷史です。
●記事編は70ページにもおよぶ年表形式で詳しく記述する貨幣が語る時代と生活です。
《略目次》
第一編 古代から和同開珎までの通過
第一章
原始(物品)時代の貨幣
第二編 和同開珎から江戸幕府までの貨幣
第一章
和同開珎の銀銭・銅銭
第二章
皇朝十二銭
第三章
公鋳銭不在の時代
戦国時代と金銀貨登場
第三篇 江戸期の通貨
第一章
全国統一通過の確立
徳川幕府の貨幣制度
日本最古の紙幣(私札)の発行/藩札
第二章
江戸中期の貨幣改造鋳
元禄の改鋳/宝永の金銀の改鋳および悪鋳/正徳・享保の改鋳/原文の改造鋳と通貨の安定/明和期の定位・定量銀貨
第三章
幕末の財政難と貨幣の改鋳
財政事情の夜最後の改鋳/藩(私)札の発行/地方貨/開国間近の貨幣改鋳/金貨の大流出/万延の改鋳
第四編 明治・大正時代の硬貨と紙幣
第一章
近代貨幣制度の導入
明治6年の硬貨の改正
第二章
紙幣の発行
国立銀行の誕生/国立銀行条例改正/不換紙幣増発による物価の高騰
第三章
日本銀行の創立
明治憲法の制定/紙幣改造と肖像/甲兌換券の改造/記号を算用数字に/貨幣法の制定/大正期の硬貨
第五編 貨幣価値が変動した昭和期
第一章
金輸輸出を経て昭和へ
金解禁の失政/貨幣法最後の貨幣/貨幣素材の粗悪化/小学補助貨幣条例
第二章
戦後の貨幣
菊の紋章の廃止/五百円白銅貨の発行
第三章
新券の発行
高額紙幣の発行