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さんすうだいすき

さんすうだいすき 2 なかまあつめ

[集合・対応]

著:遠山 啓
絵:安野 光雅
絵:ゴトー孟

紙版

内容紹介

第2巻 内容
★4~5歳向け
同じ種類のなかま集め(集合づくり)、なかまはずれ(集合わけ)、どちらがたくさん?(1対1対応)など。

絵や図を楽しみながら自然に算数の準備ができるよう、ゆっくり進みます。子どもがもちやすい疑問を研究し、どの子にも理解できるようにつくられた絵本です。
3歳くらいの幼児~小学校低学年向け。算数の基礎を楽しんでまなべます!

この本の特色
1.ことばの概念をつかむことから始めます
2.くり返し、ていねいに確かめて進みます
3.感動が理解に結びつくよう工夫されています 
4.表紙絵は長新太、本文絵は安野光雅ほか、豪華な顔ぶれです
5.好評のシリーズ『算数の探険』に続く、40年ぶりの復刊です

よく遊び学べ 遠山啓
昔からのことわざに「よく学びよく遊べ」というのがあります。これは、子どもに対して「勉強しなさい、そのごほうびによく遊ばせてあげる」ということだろうと思います。これはまちがいではないかと思います。ほんとうは学びと遊びが一緒になる――勉強しながら、実は、遊んでいる、遊びながら勉強する――というのが理想的な姿だと思います。(中略)
この本は、子どもたちが遊びだと思って絵を見たり、読んだりするなかで、自然と算数的な思考法というものを身につけるよう工夫してあります。どうか、たんなる子どものための絵本というだけでなく、これを読んで聞かせられる先生やおかあさんたちも、そうした眼で、ご覧になっていただきたいと思います。きっと新しい算数のみかたというものを、そこから読みとっていただけると思います。そして、遊びというものから、算数の考えを無理なく引き出すためには、やはりこのくらいの分量が必要であると考えて、非常に豊富な絵と、細かい思考の段階というものを分析した上で、小学校2年生ぐらいまでの算数を系統的に配列したわけです。             (「発刊のことばとして」より抄録)

※本書は、ほるぷ出版より刊行された『さんすうだいすき』全10巻(初刊は1972年)の復刊です。表紙や本文は1982年以降に刊行の第2版をもとにしています。

著者略歴

著:遠山 啓
(1909~1979)熊本出身の数学者、数学教育者。東北大学数学科卒。元東京工業大学名誉教授。1951年に数学教育協議会(数教協)を結成。小・中学校の教育現場での数学教育を指導する。「タイル」など教具の使用、「数」にかわる「量」にもとづく指導、「水道方式」という算数・数学の教え方を開発するなど幅広く活動し、教育界に大きな足跡を残す。現在もその理論には多くの支持が寄せられている。

ISBN:9784284202176
出版社:日本図書センター
判型:A4変
ページ数:56ページ
定価:2400円(本体)
発行年月日:2012年02月
発売日:2012年02月29日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YNTM
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:PB