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音楽とオーディオを愛する人々

音の見える部屋Ⅲ 特別付録:部屋がひと目でわかる動画DVD

著:田中 伊佐資
編:stereo

紙版

内容紹介

音楽とオーディオをとんでもなく愛する人々の生態を田中伊佐資が紹介。月刊オーディオ誌「stereo」の人気連載「音の見える部屋」の内容を月刊誌でひとりあたり4ページのところを8ページに構成し直したムックの第3弾。「求めている理想のサウンド」や「愛聴する音楽と自分とのかかわり」などを聞き出し、田中氏特有のユーモアも交えた軽妙な語り口でまとめています。本書に掲載された大きな写真は、マニアたちの秘かな「使いこなしテクニック」も暴き出していきます。第3弾の目玉は、登場マニアのお宅にお邪魔するときに撮影されたリスニングルーム全体の様子がわかるDVD動画の付録。この映像から写真では伝えきれない位置関係や広さも判断でき、まるでその場にいるような臨場感も味わえます。また、本書には、著者の田中氏の部屋が載っているのも大きな目玉でしょう。

目次

[目次(各見出し)]
ばんばん買ってきた半生の後にあった、「送」と「受」の関係が自然と整う部屋/かつての在り様そのままに佇むパラゴンは、あくまでも巨大な「読書の友」/2万枚のレコードが見下ろしてくる疑似教会体はきらびやかな音にあたたかく包まれた/生涯をかける価値を確信した愛機、蒸気機関車の音に今日も奮い立つ/「おっ、鳴ったぞ」と安堵した日から50年 この真空管が奏でるバッハは芯まで染みた/なんとも気っ風がいい音。このアメリカン・コンビが選ばれた理由がストンと腹に落ちた/一本の線となった音楽と写真と、手作りカレー。相棒のA8で気持ちを高めて/章立てて自分のオーディオを振り返る 「音見え」のひとつの節目に/布団に音に、潜り込む心地よさ。わがオーディオには春夏秋冬コタツが欠かせない⁉/「驚かしますよ」から、本当に驚かされる 徹底的にしゃぶりつくすやり方は健在だった/小中時代に端を発する電源への考察 太陽光でオーディオは朗々と歌いだす/ポジティブ思考の果てにそびえる2.2m四方平面バッフル+同軸3ウェイ機/PCMとDSDとレコードと。奥様を同士に(?)、いっそうたぎるオーディオ熱/存在感に反してクセ皆無。練り上げられたマルチウェイ機のホーンは不思議/回帰し迎え入れたJBLのフラッグシップ 眼前で繰り広げられるロック・バトル/ルームチューンに電源に、徹底的な気配りがスペースの制限を取り払う! オーディオの面白さを痛感。小型スピーカーを伸び伸びとドライブさせる進取の気性/部屋、家具、ラック、オーディオ。すべてが併存する空間には格別な音楽があった/良い・悪いではなく、その音じゃないと! 濃いコーヒーに重ねて嗜むJBLサウンド/筆者も胸熱。幻のスピーカーユニットが朗々と鳴る、ライヴスペースの光景/インパクトのみにあらず! 裏打ちある部屋&振動対策はたしかな音へと帰結する/通り過ぎた時代の音を奏でるヴィンテージ機に、しばし「映像の世紀」を観るような感慨に浸る/埋蔵されていたオーディオのスイッチ。オンになった心は「自分にとっておいしい音」を欲する/音を聴いた瞬間「これだ」と直感。以来練り上げるマルチアンプ・システムの妙味/システムはおろか部屋も家までも〝自作品〟 「やる気があれば、あなたもできる」!?/そよ風が変えた人生。新たな旅は、スピーカーそしてプレーヤーの新たな相棒とともに
(以上、予定)

著者略歴

著:田中 伊佐資
東京都生まれ。音楽雑誌の編集者を経てフリーライターに。「stereo」(音楽之友社)をはじめとするオーディオ誌などに寄稿を続ける。著作は本書のほかに『大判 音の見える部屋 オーディオと在る人』(同)『ヴィニジャン レコード・オーディオの私的な壷』(同)、『ジャズと喫茶とオーディオ』(同)、『僕が選んだ「いい音ジャズ」201枚』(DU BOOKS)、『オーディオ風土記』(同)、監修作に『新宿ピットインの50年』(河出書房新社)などがある。音楽やオーディオに関する日々情報はTwitterやInstagramで発信中。

ISBN:9784276963450
出版社:株式会社音楽之友社
判型:B5
ページ数:224ページ
価格:2900円(本体)
発行年月日:2022年06月
発売日:2022年06月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KN
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:TJK