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Ontomo Mook

宇野功芳対話集 演奏の本質

著:宇野 功芳

紙版

内容紹介

宇野功芳企画の第3弾。今回のテーマは「演奏の本質」。はたしてクラシック音楽における「いい演奏」とはどんな演奏なのだろうか。音楽ファンなら誰でも自分の中にその条件を持っているはずである。本書では、現代における音楽評論の第一人者である宇野功芳が、ヴァイオリニストやピアニスト、指揮者、音楽評論家、作曲家たちとの“対話”を通して、それぞれ専門家が思い描く「いい演奏=演奏の本質」の条件について激論を交わすとともに、宇野自身の中にある音楽論をじっくりと展開する。あるときは対談で、あるときは書簡のやりとりによって、そしてあるときには共にCDを聴きながらその評価について意見をぶつけ合う。なお、登場する演奏家・評論家・作曲家たちは、宇野の往年の名親友から、宇野が注目する新進気鋭の演奏家たちまで、多種多様な才能の持ち主たち。宇野とのセッションの結果は予測不可能。いったいどんな結論にたどり着くのだろうか。宇野功芳ファン、クラシック愛好家必読のMOOKです。

目次

1.《対談編》
宇野功芳×野口剛夫
宇野功芳×上岡敏之
宇野功芳×佐藤眞
宇野功芳×遠山慶子
宇野功芳×佐藤慶子
宇野功芳×金子建志
宇野功芳×H・J・リム
2.《書簡編》
宇野功芳×喜多尾道冬
宇野功芳×みどり・オルトナー
宇野功芳×佐藤久成
3.おわりに:宇野功芳

著者略歴

著:宇野 功芳
1930年東京生まれ。4歳のとき、金の鈴子供会に入り、府中四中(現戸山高校)でも合唱部に所属、合唱指揮者を目指し国立音楽大学声楽科を卒業。当時の学長、有馬大五郎に楽理科への転向を強くすすめられたり、NHKのプロデューサーからレギュラーの評論家になるよう説得されたが辞退する。しかし、ブルーノ・ワルターに出した手紙に返事が来たことから原稿依頼が殺到、評論活動が主となり、著書は40冊を数える。合唱指揮者としてKTU合唱団、早蕨会、成蹊大学、帝京大学、跡見学園女子大学の常任をつとめ、客演としては日本女声合唱団を18年、アンサンブル・フィオレッティと神戸市混声合唱団を15年、オーケストラは87年から10年間新星日響、96年から10年間アンサンブルSAKURAを振り、CD60枚。15年4月には仙台フィルハーモニー管弦楽団でベートーヴェン《交響曲第7番》、2015年7月には大阪交響楽団で、ベートーヴェン《交響曲第9番》を指揮、いずれもCD化が予定されている。

ISBN:9784276962446
出版社:音楽之友社
判型:A5
ページ数:336ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2015年02月
発売日:2015年02月20日