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現代日本の音楽

ヴィブラフォンとマリンバのための音楽

MAMIYA:Music for Vibraphone and Marimba

著:間宮 芳生

紙版

内容紹介

ヴィブラフォンを主とする独奏曲。全5楽章中の第4楽章では、一人の奏者がマリンバとヴィブラフォンを交互に演奏する。伝統的な3度や5度の音程、三和音などの素材を新たな視点から構築する語法やヴィルトゥオジティ、素朴な旋律素材から導かれる豊穣な和声の広がりなど、多面的な魅力を発揮する。音楽の伝統や足の裏ので感じる身体的な本能に立脚しつつ、器楽曲/声楽曲の両分野で独自の世界を切り開いてきた作曲家が新境地を示す本作は、打楽器奏者たちのみならず聴衆をも強く魅了することだろう。人間にとって本質的な「叩く」行為と、研ぎ澄まされた耳と知性によって選ばれた音が結びついた作品の誕生は、パーカッション界にとっての大きな福音である。打楽器奏者・會田瑞樹氏の委嘱により2016年に作曲。

目次

間宮芳生 ヴィブラフォンとマリンバのための音楽:I.II. Armonia III. Umoresca IV. Capriccio (for Marimba & Vibraphone) V. Finale “Folksong”

著者略歴

著:間宮 芳生
作曲:1929年北海道旭川市生まれ。1952年東京音楽学校(現東京芸術大学)作曲科卒業。以来一貫して日本作曲界の第一線にある。作品はオペラ、管弦楽曲、室内楽、合唱曲、日本伝統音楽の作品など多岐にわたる。ことに《合唱のためのコンポジション》15作、《独唱とピアノのための日本民謡集》全24曲,セレナード……、オペラ《昔噺人買太郎兵位》《鳴神》など、声を媒体とした作品は,日本と世界の民族音楽の研究に立脚した独創的な領域をなす。

ISBN:9784276922129
出版社:音楽之友社
ページ数:12ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2017年10月
発売日:2017年10月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AVR