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朗読・独唱、クラリネット、ピアノのための音楽物語 蜘蛛の糸

原案:芥川 龍之介
著:木下 牧子

紙版

内容紹介

音楽物語《蜘蛛の糸》は、芥川龍之介の代表作の一つとして広く知られる短編『蜘蛛の糸』をほぼそのままテキストに、全13章からなる音楽物語として構成した室内楽的な声楽作品(上演時間約40分)。独唱(初演はソプラノ。テノール、カウンターテナーにもおススメ)のほか、クラリネットおよびピアノがソロおよび伴奏両方を担当する。朗読は独唱者が兼任するので、三名の演奏者だけで、オペラ的なドラマチックな世界を展開できる。

目次

音楽物語『蜘蛛の糸』
1.序(Cl+pf)
2.蓮の花(独唱+Finger cymbals*+pf)*Cl奏者
3.蓮池の下(Cl+pf)
4.カンダタ(独唱+Cl+pf)
5.銀色の糸(pf独奏)
6.遙か下へ(Cl+pf)
7.血の池(Cl+pf)
8.銀色の糸 Ⅱ(pf独奏)
9.この糸に縋りついて(独唱+pf)
10....上へ(Cl+pf)
11.この分でのぼって行けば(独唱+pf)
12.上へ Ⅱ(独唱+Cl+pf)
13.極楽再び(独唱+Cl+pf)
[注]曲の冒頭・曲間・曲中の随所に、物語の語り役としての朗読(クラスターチャイムも使用)が挿入される。

著者略歴

原案:芥川 龍之介
小説家(1892~1927)。代表作『羅生門』『鼻』『戯作三昧』『地獄変』『藪の中』『河童』『蜘蛛の糸』『杜子春』ほか多数。

著:木下 牧子
作曲:東京芸術大学作曲科首席卒業、同大学院修了。大学院在学中に合唱組曲「方舟」、吹奏楽曲「序奏とアレグロ」を発表してプロ・デビュー。日本音楽コンクール作曲部門(管弦楽の部)入選。日本交響楽振興財団作曲賞入選。オペラ「不思議の国のアリス」初演で三菱信託芸術文化財団奨励賞受賞。その他の主要作品に、ピアノ・コンチェルト、オーケストラのための「呼吸する大地」、吹奏楽のための「ゴシック」、室内楽曲「もうひとつの世界」、歌曲集「秋の瞳」他。歌曲・合唱などの声楽作品は特に人気が高い。

ISBN:9784276922105
出版社:音楽之友社
判型:A4
ページ数:72ページ
定価:3500円(本体)
発行年月日:2017年09月
発売日:2017年09月05日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AVP