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フランク ヴァイオリン・ソナタ

解説:ジェラール プーレ
解説:川島 余里

紙版

内容紹介

フランス・ヴァイオリン界の巨匠ジェラール・プーレ氏校訂によるフランクのヴァイオリン・ソナタ。友人のヴァイオリニスト、イザイの結婚式に出向けなかったフランクが、彼と花嫁のために献呈したロマンティックな逸品。今日まで数多くのヴァイオリニストたちによって演奏・録音され、言わずと知れたヴァイオリン界の名曲である。フランクの名を不動のものにしたこの曲は、ヴァイオリン奏者にとって弾きたい曲であり、またクラシック愛好家にとっても聴きたい曲として現在に至るまでその人気が色褪せない。プーレ氏によるフィンガリングやアーティキュレーションは、音楽的表現の可能性をとことん追求し、弦やポジションの選択、指づかいと細部にまで気を配ったもの。伴奏ピアニストとしてプーレ氏の絶大な信頼を得ており、また作曲家でもある川島氏ならではのアナリーゼを大事にしつつ弾きやすいよう考えられたフィンガリングやアドヴァイスも必見。

目次

フランク ヴァイオリン・ソナタ

Ⅰ/Ⅱ/ⅢRecitativo-Fantasia/Ⅳ(全4楽章)

著者略歴

解説:ジェラール プーレ
パリ国立音楽院を経てパガニーニ国際コンクール優勝。シェリングをはじめ、フランチェスカッティ、メニューインなど巨匠たちに師事。パリ管やフランス国立管など世界中の名門オーケストラと共演、その後も各国の主要な国際コンクールの審査員に招聘されている。また長年教授を務めたパリ国立高等音楽院を退官後も、東京藝術大学の客員・招聘教授、昭和音楽大学の客員教授を歴任している。フランス芸術文化勲章および文化功労章を受章。

解説:川島 余里
東京藝術大学附属高校および同大学作曲科を卒業、同大学院修了。ロン・ティボー国際音楽コンクール・ヴァイオリン部門公式伴奏者であり、伴奏ピアニストとして第一線で活躍している。現在、東京藝術大学と昭和音楽大学でソルフェージュ講師、併せて昭和音楽大学では室内楽の講師も務める。2005年吹田音楽コンクール作曲部門にて、ヴァイオリン・ソロ曲で第1位を受賞。

ISBN:9784276476547
出版社:音楽之友社
ページ数:52ページ
定価:1750円(本体)
発行年月日:2015年08月
発売日:2015年08月28日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AVL