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標準版ピアノ楽譜

日本の小品集

New Edition 解説付

解説:花岡 千春

紙版

内容紹介

なかなか入手することが難しい、日本人作曲家によるピアノ小品集。収録曲は瀧廉太郎『メヌエット』『憾』、清瀬保二『丘の春』、橋本國彦《三枚繪》、松平頼則『前奏曲 ニ長調』、髙田三郎《ピアノのための前奏曲》(抜粋)、伊福部昭《ピアノ組曲》、三善晃《こんなときに》。解説、運指、ペダルは国立音楽大学教授の花岡千春氏によるもの。楽譜は自筆譜、初版などの資料をできる限り参照し校訂を行い、運指・ペダルは作曲者の意図を損ねないように付加した。

目次

1.メヌエット 瀧廉太郎
2.憾 瀧廉太郎
3.丘の春 清瀬保二
4.雨の道(《三枚繪》より) 橋本國彦
5.踊子の稽古帰り(《三枚繪》より) 橋本國彦
6.夜曲(《三枚繪》より) 橋本國彦
7.前奏曲 ニ長調  松平頼則
8.風に踊る陽の光(《ピアノのための前奏曲》より) 髙田三郎
9.山鳩(《ピアノのための前奏曲》より) 髙田三郎
10盆踊(ピアノ組曲より) 伊福部昭
11.七夕(ピアノ組曲より) 伊福部昭
12.演伶(ピアノ組曲より) 伊福部昭
13.倭武多(ピアノ組曲より) 伊福部昭
14.水あそびは面白いよ(お風呂は嫌というときに)(《こんなときに》より) 三善晃
15.魔法つかいがお菓子をくれる(寝るのは嫌というときに)(《こんなときに》より) 三善晃
16.じゃあ、お庭で遊びましょう(そのお話は、もう知っているというときに)(《こんなときに》より) 三善晃
17.ライオンは、とても遠い国にいる(猛獣狩りにつれてってというときに)(《こんなときに》より) 三善晃
18.ママのために(おヒスの時間です)(《こんなときに》より) 三善晃

著者略歴

解説:花岡 千春
東京藝術大学器楽科ピアノ専攻卒業。同大学院ピアノ専攻科修了。矢部民、安川加壽子に師事。フランスに留学、パリ・エコール・ノルマル音楽院高等演奏試験にて審査員全員一致の第一等首席。以後は同院のアシスタントを務める。その後イタリアに居を移し研鑽を積んだ。フィナレ・リグレ国際ピアノコンクール、マリオ・ザンフィ・リスト国際ピアノコンクール等に上位入賞。帰国後は、ソロリサイタルをはじめ、室内楽や歌い手との共演、CD 録音、放送などに活躍。1999年に開催した独奏会で第54回文化庁芸術祭音楽部門大賞を受賞。2011年9月発売のCD『日本の変奏曲』で第66回同祭レコード部門優秀賞を受賞。平成26年松本市芸術文化大賞を受賞。フランス近代音楽、邦人作品の研究を継続的に行っている。国立音楽大学、同大学院特任教授。

ISBN:9784276417120
出版社:株式会社音楽之友社
ページ数:72ページ
価格:2700円(本体)
発行年月日:2023年02月
発売日:2023年02月24日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AVR