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イェッペセン 対位法

パレストリーナ様式の歴史と実習

原案:クヌート・イェッペセン
訳:柴田 南雄
訳:皆川 達夫

紙版

内容紹介

和声を内包した線的な音楽であるバッハの様式に対し、純粋に線と線の関係を追求するパレストリーナの様式について書かれた名著中の名著、ついに復刊! 原書は、1931年の初版以来、高い評価を得ている。その日本語訳である本書は、東京創元社より1955年に刊行されたのち絶版となり、長らく復刊が待たれていたもの。
全体は、対位法理論の歴史的概観、パレストリーナの技法上の諸特長、実習の順で構成され、カノン、モテット、フーガにもふれている。
明晰な説明、豊富な譜例に加え、理論と実践の問題が絶妙のバランスで扱われている点で、実習書としてばかりでなく、音楽学の演習書としても利用可能。本書を通じて、16世紀の声楽ポリフォニー様式の「実態」をぜひ学んでほしい。
翻訳では、読譜の便などに配慮し、すべての譜例を高音部記号と低音部記号に統一している。この譜例の書き直しを小澤征爾氏が、索引作成を中野博司氏がそれぞれ担当した。

ISBN:9784276105539
出版社:音楽之友社
判型:B5
ページ数:272ページ
定価:6500円(本体)
発行年月日:2013年09月
発売日:2013年09月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AVA