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耳を開く 聴きとり術 コード編

著:樹原 涼子

紙版

内容紹介

本書は「コードを聴きとる耳」を育てる、コードネームの入門書である。これまで多くの人がコードの勉強で挫折してきたのは、いつも楽譜から入り、耳を使ってこなかったから。本書の方法ならば「コードの響きを聴く喜び」を感じることができ、コードの違いを聴いて楽しむ力、流れを感じて味わう力が身について、必ずマスター出来る。本書は学習者、指導者のために作られているが、まだ楽譜が読めない生徒でも取り組むことができる。特に、脳の中の「聴く」領域が伸びる幼児のうちに取り組めば、より成果が上がる。全体は、コードのしくみや「C」のさまざまなコードの響きを聴いて覚える「コード編」、コード進行を学ぶ「ドミナントモーション編」の2部分に分かれ、豊富な曲例ととともに、響きの流れを感じ、音楽のしくみに興味が持てるように工夫されている。

目次

●聴きとり術とは何か

C

Cm

Caug

Csus4

Cmaj7

Cmmaj7

C6

Cdim7

C7

Cm7

Cm7(b5)

Cadd9

復習 完全5度の中の変化 Cadd9 Cm C C

復習 Caug C6 Cdim7 Cm7(b5)

●ドミナントモーションとは何か

C→G7→C

Cm→G7→Cm

C→Gaug7→C

C→Gsus4→G7→C

C→Dm7→G7→C

C→G7(9)→C

C→G7(b9)→C

C F/G C C Dm/G C

Cm Fm/G Cm Cm Dm(b5)/G Cm

Cmaj7 G7(#11) Cmaj7

C G7(13) C

著者略歴

著:樹原 涼子
熊本市生れ。武蔵野音大ピアノ専攻卒。ピアノを八戸澄江、故有馬俊一、白石百合子の各氏に、ジャズピアノ、編曲、理論を故八城一夫氏に師事。メソッド『ピアノランド』(1991~)はロングセラーとなり、高い評価を得る。作曲・執筆のかたわら、コンサート、公開レッスン、マスターコース、樹原涼子のコード塾、音大での特別講義などを通じ、ピアノ教育界に新しい提案と実践を続ける。02年の『プレ・ピアノランド』は「二段階導入法」「カウンセリングレッスン」を実践できる幼児用教本として支持を得る。また歌手としてもミニアルバムを発表、その楽譜集は、ジャズとクラシックの架け橋となる曲集として好評。著書に『ピアノランド』1~5、『ピアノランドたのしいテクニック』『ピアノランドコンサート』(各・上中下)、『プレ・ピアノランド』1~3、DVD『ピアノランドの世界』基礎編・実践編、書籍『ピアノを教えるってこと、習うってこと』、曲集『こころの小箱』『夢の中の夢』、連弾『ラプソディ第1番』(以上音楽之友社)他。

ISBN:9784276101555
出版社:音楽之友社
判型:A4
ページ数:96ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2014年08月
発売日:2014年08月20日
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