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近代的知性の迷妄 心情の美徳の喪失

著:矢島杜夫

紙版

内容紹介

本書は根底に「近代的知性の迷妄と心情の美徳の喪失」を意識して執筆した。年を経るとともに、いかに心情の世界が人生にとって重大であるかということがひしひしと感じられ、またこの世界が不当にも物質的な科学・技術的な知性の世界によって圧しつぶされているのかを問題にしたかったのである。まさに「人類は、自ら為し遂げた進歩の重荷の下で、半ば圧しつぶされて呻吟している」と言うベルクソンの言葉が現実味を帯びてきているのである。(「はじめに」より)

目次

第一章 パスカル考
第二章 ポール・ヴァレリー --文明批評を中心に--
第三章 ベルグソン --精神(心)と身体(物)
第四章 近代的知性の迷妄と心情の美徳の喪失
第五章 ドストエフスキーと宗教 --「理知の世界」と「心情の世界」との葛藤

著者略歴

著:矢島杜夫
1947年生まれ 國學院大學大学院経済学研究科修士課程修了 専攻は社会思想史 経済学博士

ISBN:9784275021496
出版社:御茶の水書房
判型:菊判
ページ数:282ページ
定価:5500円(本体)
発行年月日:2021年09月
発売日:2021年09月16日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QDHR