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「産業戦士」の時代

戦時期日本の労働力動員と支配秩序

著:佐々木 啓

紙版

内容紹介

戦時期日本の労働力動員をめぐるイデオロギーと政策、そして民衆の具体的な経験を、膨大な史料から明らかにする。

目次

 序 章

第Ⅰ部 労働力動員政策の展開と「産業戦士」

 第一章 労働力動員の拡大と労資関係の再編
 第二章 青少年工「不良化」対策――「自由主義」からの解放と「家庭」の動員
 第三章 国民徴用援護事業の展開とその論理
 第四章 国民徴用援護事業と民衆の〈接点〉――大阪府における応徴士相談委員の活動

第Ⅱ部 経験としての「産業戦士」

 第五章 生産漫画の射程――戦時下における加藤悦郎の実践と勤労青年
 第六章 民衆の徴用経験――日記・記録資料を中心に
 第七章 生存の危機のなかの「産業戦士」――敗戦前後の労働者統合

 終 章

著者略歴

著:佐々木 啓
1978年生まれ。茨城大学准教授。博士(文学、早稲田大学)。専門は日本近現代史。著書に、『岩波講座日本歴史 第18巻』(共著、岩波書店)、『証言記録 市民たちの戦争』(共監修、大月書店)ほか。

ISBN:9784272521111
出版社:大月書店
判型:A5
ページ数:320ページ
定価:4200円(本体)
発行年月日:2019年02月
発売日:2019年02月17日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBF