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暮らしの包み

監:横山 功
監:小林 一夫
監:結い人

紙版

内容紹介

暮らしを豊かにする「包み方」「結び方」を紹介。
レジ袋が有料となり、エコバッグを持参する人が増え、それとともに「ふろしき」が見直されています。
ふろしきは、ほぼ正方形の布ながら、バッグやリュックなどに早変わりしたり、ビンや本など、いろいろな形のものを包んだりすることができ、その用途は無限大です。
同じように、一枚の紙からも祝儀袋やぽち袋、たとうなどの形が生まれ、贈る心とともに暮らしに生かされてきました。また紙で品物を包む工夫(ラッピング)もされてきました。
「包み」には、物を大事にする心、相手を思う心がこめられています。
本書では、暮らしに役立つ「包み」を取り上げ、歴史やマナーとともに、その姿と包み方・結び方を紹介しています。
布も紙も、多くの模様、色、素材、大きさがあります。好みのものを見つけるのも楽しいもの。一枚の布、紙から心地よい暮らしが生まれます。

目次

第1章 ふろしきで包む
■ふろしきの基本(サイズと用途、素材とお手入れ、色と柄、ふろしきを作る、包み方の選び方)
■基本のふろしき包み(お使い包み、お弁当包み、ひっかけ結び、華やか四つ葉包み、花びら包み、リボン包み、缶6本包み、瓶2本包み、本包み など)
■バッグとして使う(しずくバッグ、きんちゃくバッグ、スーパー包み、すいか包み、トートバッグ、おけいこバッグ、メッセンジャーバッグ、リュックサック など)
■ものに合わせて包む(ペットボトルカバー、丸型の弁当箱、クッションカバー、ブックカバー、ティッシュボックスカバー など)
■ふろしきの便利技
雨カバー、持ち手を伸ばす、スーツカバー
■手ぬぐいで包む(お弁当、コップ、ペットボトル、カード入れ)

第2章 折り紙・折形で包む
■折り紙・折形の基本(折り紙・折形とは、紙の種類)
■祝儀袋
■儀礼の包み(出産祝い、長寿の御祝い)
■紙幣包み・貨幣包み
■ぽち袋(鶴、斜め帯、のし付きなど)
■季節の包み(おひなさま、兜、桃の花)
■たとう(八角、六角、鶴、星、四角)
■粉包み(うさぎ、蝶)
■箸袋
■草花包み
■不祝儀袋
第3章 日本の「包み」
●「包み」の歴史
●「包み」とマナー(慶事、弔事、御見舞い・餞別、のし紙、包装の慶弔、ふくさの使い方、包んだ品の手渡し方)
●「包み」と防災(ふろしき活用法、折り紙活用法)
●水引で結ぶ

第4章 品物を包装する
■包装の基本(包装紙の種類、リボンの種類と使い方、クッション材の種類と使い方)
■リボンのかけ方・結び方(蝶結び、横一文字、縦一文字、斜め、十字、Ⅴ字、ウェーブリボン、ポンポンリボン)
■基本の包装(合わせ包み、斜め包み、スクエア包み、上で合わせる包み方、絞り包み)
■目的に合わせて包む包み方(目上の人へ、親しい人へ、誕生日、結婚祝い、出産祝い、母の日、父の日、クリスマス、長寿の御祝い、やわらかいもの、プチギフト、借りたもの、御見舞い)

著者略歴

監:横山 功
東京・浅草生まれ。武蔵野美術大学卒業。使い捨てのゴミを減らそうとふろしきを使い始めて以降、工夫を重ねる。現在は「ふろしき王子」の愛称で、全国でふろしき講座を開催するほか、テレビなどにも出演。著書に『毎日カワイイふろしき』(玄光社)、『ふろしきで遊ぼう』(いかだ社)などがある。
監:小林 一夫
東京にある「お茶の水おりがみ会館」館長。安政5年(1858年)創業の和紙の老舗「ゆしまの小林」4代目、社長。内閣府認証NPO法人国際おりがみ協会理事長。和紙文化の普及と継承に力を注いでいる。『暮らしが華やぐ実用折り紙』『英訳付き 包む折り紙帖』(池田書店)をはじめ著書・監修書も多数。
監:結い人
「ラッピングをとおして人と人を結ぶ」をビジョンに2019年創業。贈る相手や品物、ギフトシーンに適した和洋さまざまなデザインのラッピングを提案。専門店の品質のギフトラッピングを、どなたでも手軽に利用できる環境をつくるため、ECサイトと提携しラッピングサービスをOEM提供している。

ISBN:9784262160412
出版社:池田書店(新宿区)
判型:B5変
ページ数:160ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2021年06月
発売日:2021年06月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBCC6