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安全な介護に役立つ よくわかる 拘縮ケア

他監:佐々木 静枝
他監:宮澤 貴之
他監:添田 英二

紙版

内容紹介

介助者の悩み・迷いが解決!
身体に拘縮がある人(関節が硬くなり、曲げにくくなったり、曲がらなくなったり、逆に伸びなくなったりしている状態)への介助のしかたを、写真を使って解説。在宅、施設での介助を知り尽くしている看護師と理学療法士による、実践者ならではのテクニックが満載で、介護職初心者も家族も、安全で安心、安楽な動作でできるよう、細かくアドバイスしています。コミュニケーションがとれて、動きがスムースになる「声かけ」のヒントも充実。
寝ているとき、座っているときのよい姿勢のつくり方といった基本から、体位変換、移乗、更衣、食事、排泄、清潔保持といったあらゆるシーンでの介助をケース別に紹介しているので、いろいろな悩みに対応し、活用しやすい一冊です。

目次

第1章 基礎知識
拘縮の定義 拘縮の進み方と生活に及ぼす影響 ケアの基本 関係が深い病気
痛みを感じさせない触れ方 進行を遅らせるために自分で行ってもらう運動 など
第2章 寝る姿勢
寝ているときのよい姿勢 悪い姿勢を正しくする 首・肩の緊張の軽減
下半身のねじれの調整 褥瘡の予防 など
第3章 座る姿勢
よい姿勢と悪い姿勢 拘縮がある人に適した車いす 体のねじれ・太もも・ひざ・
足の調整 前へのすべりの調整 など
第4章 体位変換
あお向けから横向きに変える安全で楽な方法 自分で横向きになってもらう方法
座位に変える など
第5章 移乗
要介護者の力を生かした方法 狭いトイレ 全面介助で負担の少ない安全な方法
抱え上げずに移す方法 など
第6章 更衣
袖に手や指が引っかからない方法 前開きの上着、かぶりの上着の着替え
 寝ている状態の着替え 座位でのズボンの着脱
第7章 食事
むせないように食べてもらう方法 車いすでの姿勢 ベッドでの介助
姿勢がくずれてしまう場合、ベッドでの食事 など
第8章 排泄
おむつ交換 トイレ介助
第9章 清潔保持
手やわき、ひざの拘縮があって拭きづらい場合 安全な入浴介助

著者略歴

他監:佐々木 静枝
看護師。北里高等看護学院卒業。済生会高等看護学院専任教員として勤務。世田谷区社会福祉事業団訪問看護ステーション北沢・けやき管理者、訪問サービス課長を経て、2013年から世田谷区社会福祉事業団看護師特別参与。
他監:宮澤 貴之
理学療法士。昭和大学医療短期大学理学療法学科卒業。スター訪問看護ステーション、世田谷区立特別養護老人ホーム芦花ホーム勤務を経て、2018年から駒沢病院リハビリテーション科勤務。介護職対象の研修講師なども務める。
他監:添田 英二
理学療法士。健康科学大学健康科学部理学療法学科卒業。慶應義塾大学大学院医学研究科修士課程修了。脳神経疾患研究所附属南東北福島病院リハビリテーション科勤務を経て、2016年から世田谷区社会福祉事業団訪問看護ステーションけやき勤務。

ISBN:9784262145969
出版社:池田書店(新宿区)
判型:B5
ページ数:192ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2019年06月
発売日:2019年06月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JKS