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協同の再発見 「小さな協同」の発展と協同組合の未来

編:田中 秀樹

紙版

内容紹介

経済のグローバル市場化により農村や地域が疲弊していく一方で「小さな協同」と呼ばれる住民主体の活動が注目されている。各地の事例と成果を検証することで見えてくる、新たな協同組合運動の可能性とは。

目次

序章 「小さな協同」とは何か
「おたがいさま」はどのようにして生まれたのか ほか
第1章 小さな協同としての集落営農の実践と農協
政策的に進む集落営農の組織化と法人化
労働参加形態から見た小さな協同としての集落営農~広島県東広島市ファーム・おだを事例として
集落営農と農協の関連構造 ほか
第2章 農協における助け合い協同の発展と福祉事業の構造
農協における助け合い活動の発生・停滞と高齢者福祉事業
JAあずみにおける助け合い活動の発展と福祉事業構造の形成
JAあずみにおける高齢者福祉事業の内容と関連構造 ほか
第3章 「おたがいさま」の活動から見えてくること
「おたがいさま」とはどういうものか
「おたがいさま」という組織の特徴
「おたがいさま」はどのようにして生まれたのか
「おたがいさま」の活動で生まれていること ほか
第4章 ワーカーズ・コレクティブでつくる「福祉専門生協」
福祉クラブ生協の設立
福祉クラブ生協の組織と特徴
福祉クラブ生協の事業展開と組合員の変化
福祉クラブ生協とは何か ほか
第5章 農協における小さな協同の発展と農協の展望
農協の組合員組織
農協の基礎組織と新たな再編段階
生産部会の再編方向と農産物直売所 ほか

著者略歴

編:田中 秀樹
1954 年愛知県安城市生まれ。北海道大学大学院博士課程修了、教育学博士。生活問題研究所、広島大学生物生産学部助手・助教授を経て、現在広島大学大学院生物圏科学研究科教授。専門分野は協同組合論、食生活論、地域づくり論。著書に『地域づくりと協同組合運動』(大月書店)、『消費者の生協からの転換』(日本経済評論社)など。

ISBN:9784259521905
出版社:家の光協会
判型:B6
ページ数:208ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2017年04月
発売日:2017年03月29日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KJ