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シリーズ〈栄養と疾病の科学〉 2

血栓症と食

編:高田 明和

紙版

内容紹介

血栓症と肥満が相互に影響しあうことを明らかにし,肥満ひいては食と血栓症の関係を探る。〔内容〕血栓症の仕組/肥満と血栓症/脂質と血栓症/腫瘍,深部静脈血栓症/栄養と血栓溶解/周産期の出血と止血/最新画像診断とIVR医療機器開発

目次

第1章 血栓症の仕組み [後藤信哉]
 1.1 血栓形成の概略
 1.2 血栓形成のメカニズム―寄与する因子間の相互作用の視点から
 1.3 血栓形成メカニズムにおける帰納的理解と演繹的理解
 1.4 食と血栓の将来展望

第2章 肥満と血栓症 [高田明和]
 2.1 肥満における血栓症誘発の仕組み
 2.2 凝固因子活性化による肥満,インスリン抵抗性の誘発
 2.3 食とトランス脂肪酸
 2.4 オメガ(ω)脂肪酸と血栓症

第3章 脂質と血栓 [西川泰弘]
 3.1 脂質異常症に対する食事指導
 3.2 食事が血清脂質に及ぼす影響
 3.3 多価不飽和脂肪酸
 3.4 一価不飽和脂肪酸
 3.5 まとめ

第4章 腫瘍,深部静脈血栓症 [横山健次]
 4.1 がんに関連する血栓症の歴史
 4.2 静脈血栓塞栓症の疫学
 4.3 がんに関連する静脈血栓塞栓症
 4.4 がん関連の静脈血栓塞栓症の発症機序
 4.5 がんに関連する静脈血栓塞栓症の予防と治療
 4.6 がんの予防
 4.7 まとめ

第5章 栄養と血栓溶解 [永井信夫]
 5.1 線溶系の概要
 5.2 肥満と血栓溶解
 5.3 血圧と血栓溶解
 5.4 フィトケミカルと血栓溶解
 5.5 まとめ

第6章 周産期の出血と止血(肥満と血栓症) [杉村 基]
 6.1 妊娠前BMIならびに妊娠中の体重変化と周産期予後
 6.2 肥満とエストロゲン
 6.3 エストロゲンと血栓症
 6.4 肥満妊婦と血栓症
 6.5 肥満妊婦と分娩時出血

第7章 生活習慣病に伴う動脈硬化のための最新画像診断およびIVR医療機器開発 [長谷部光泉・松本知博]
 7.1 動脈硬化性病変のための画像診断
 7.2 MRIによる下肢血管病変の評価―最新のMRA法
 7.3 IVR分野における抗血栓症の治療デバイスの開発
 7.4 まとめ

著者略歴

編:高田 明和
前浜医大

ISBN:9784254361865
出版社:朝倉書店
判型:A5
ページ数:232ページ
定価:4000円(本体)
発行年月日:2020年05月
発売日:2020年05月09日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MJ