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徳間文庫

梶龍雄 驚愕ミステリ大発掘コレクション3 葉山宝石館の惨劇

著:梶龍雄

紙版

内容紹介

少年だけが、全てを見ていた……

帆村財閥の異端児・建夫が葉山に設立した私設宝石
博物館――収蔵品の剣・銃・斧を使い、長女・光枝
の三人の恋人候補が次々殺されていく。「なぜ三重
密室を作らねばならなかったか?」Why(理由)
を問うユニークな“密室動機講義”から導かれる、
仰天の真相とは? 昭和が終わった年/新本格勃興
期、新書ミステリの雄が放った、稚気と本格推理へ
の愛全開の熱き挑戦状(ラブレター)。

解説 今村昌弘
イラスト やまがみ彩

〈目次〉
プロローグ
第一章 トプカプの短劔
第二章 葉山で見た男
第三章 コルト・バントライン・スペシャル
第四章 ぼくは目撃者
第五章 彼女をとりまく男たち
第六章 ウルの黄金闘斧
第七章 名探偵二人
第八章 あらかじめの告白
エピローグ

後がき
解説 今村昌弘

著者略歴

著:梶龍雄
1928年岐阜県生まれ。慶應義塾大学文学部英文科卒業。出版社勤務を経て文筆活動に。52年探偵小説専門誌『宝石』に短篇「白い路」が掲載され、ミステリ界へデビュー。77年『透明な季節』で第23回江戸川乱歩賞を受賞。『海を見ないで陸を見よう』、『リア王 密室に死す』など旧制高校を舞台とした清冽な作品で注目され、『龍神池の小さな死体』『清里高原殺人別荘』『葉山宝石館の惨劇』等、巧緻な作品で、本格ミステリファンの記憶に残る傑作を多数発表。90年逝去。

ISBN:9784198948818
出版社:徳間書店
判型:文庫
ページ数:402ページ
定価:1200円(本体)
発行年月日:2023年08月
発売日:2023年08月08日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB