徳間文庫
婿殿開眼 九 耀蔵動く
著:牧 秀彦
紙版
内容紹介
巨悪が仕掛けた卑劣な罠!
無実を証明するために奔走する半蔵。
命を狙い、忍び寄る影が――。
南町奉行所は騒然としていた。年番方の名与力が目付・鳥居耀蔵によって突然投獄されたのだという。
罪状は五年前の汚職だった。管理不行き届きの罪で
奉行の座が危うい矢部定謙は呆然自失の態。与力を
救うため無実の証拠を集めてほしいと笠井半蔵に懇
願する。二人を助けたい一心で奔走する半蔵だったが、その影では忍びくずれの三人組の魔手が迫って
いた――。時代剣戟シリーズ第九弾。
〈目次〉
第一章 捕らわれた名与力
第二章 笠井半蔵を討て
第三章 助ける値打ち
第四章 耀甲斐来る