徳間文庫
魔弾
警視庁特捜官
著:松浪 和夫
紙版
内容紹介
白昼、新宿都庁前の公園で殺人事件が発生。即死した男は頸部のほとんどが損傷、無惨な姿と化していた。殺しの手口を遠距離からのライフルによる狙撃と断定した警察は、半径400メートル圏内にあるはずの現場を捜索。しかし、まったく痕跡が得られない。想定外の事態に焦る捜査本部に派遣されてきたのは、機動隊随一の若き狙撃手清水。猟犬と呼ばれるベテラン刑事の梶原と組み、防犯カメラにさえ姿を現さない犯人の逮捕に奔る。が、第二の狙撃が――。