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怖れ 心の嵐を乗り越える方法

著:ティク・ナット・ハン
訳:島田啓介

紙版

内容紹介

世界中で分断が進み、争いが後を絶たないのはなぜでしょうか。未知への怖れ、他者への怖れ、「怖れ」の感情の連鎖が、平和から遠ざけています。マインドフルネスの実践こそが、「今ここ」において怖れを変容させます。本書は世界的禅僧、ティク・ナット・ハン師による、現代人の心を覆う「怖れ」に向けた処方箋です。

『怖れ』(サンガ版/絶版)の翻訳をほぼ全面的に見直して刊行!
7年の歳月を経て、現在の状況に即応する「怖れ」というテーマに焦点を当てた文章を、より簡潔に読みやすく全面的に見直しました。特に、この間、原書においても改変された「四つの呪文」が「五つの呪文」に、「五つのマインドフルネス・トレーニング」はアップデートしています。
いまこそ読んでほしい一冊です。

著者略歴

著:ティク・ナット・ハン
1926年、ベトナム中部生まれ。禅僧、平和活動家、学者、詩人。ベトナム戦争当時から「行動する仏教」を提唱・実践する。1966年にワシントンDCでベトナム戦争終結の和平提案を行うが、ベトナム政府からは反逆者とみなされ、帰国不能となり、以後フランスで亡命生活に入る。キング牧師の推挙で1967年度のノーベル平和賞候補になる。1973年のパリ平和会議では、ベトナム仏教徒首席代表を務めた。1982年、南フランスにプラムヴィレッジを設立。僧院であるとともに、マインドフルネス瞑想を実践しながら広く伝える瞑想センターである。現在は世界中に展開する十一の僧院と、多くのサンガ(瞑想グループ)を中心に、心と社会の平和に取り組む活動を続けている。『ティク・ナット・ハンの幸せの瞑想』(徳間書店)をはじめ、マインドフルネスの実践、仏教解説、経典研究、小説、詩など、著書多数。2022年1月逝去。
訳:島田啓介
1958年群馬県生まれ。現在マインドフルネス瞑想講師、大学講師、翻訳・執筆、精神科ソーシャルワーカー(PSW)・カウンセラー、ワークショップハウス「ゆとり家」主宰。日常のマインドフルネスの手法を生かして、企業や施設職員研修、授業、一般向け講座、合宿などを提供している。著書『奇跡をひらくマインドフルネスの旅』(サンガ)、翻訳書はマインドフルネスの父と言われる禅僧ティク・ナット・ハンの著書を中心として、瞑想、文学、心理、医療分野で多数。

ISBN:9784198655624
出版社:徳間書店
判型:A5
ページ数:224ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2022年11月
発売日:2022年11月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:QRVH