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魂の発電所

負けねど 福島 オレたちの再エネ十年物語

著:池尾 伸一

紙版

内容紹介

負けねど、福島!

原発事故に奪われたふるさとを取り戻すために
男達は立ち上がった。

福島の自然を武器に
「再生可能エネルギー」による
地産地消の電力会社をつくろう!

東日本大震災と東電福島第一原発事故から10年
電力の素人集団が歩んだ苦闘と希望の日々に
徹底密着した群像ノンフィクション!

放射能汚染で牛の肥育ができなくなった
飯舘村の和牛農家。

江戸時代から続く家業が風評で廃業に瀕した
喜多方の造り酒屋当主。

単身赴任先から妻の実家に帰省中に被災した
外資系サラリーマン。

元居酒屋店主、有機農家、温泉街の顔役
日本最奥にある出版社代表…
電力会社とは縁もゆかりもなかった人々。

小さな小さな発電所がもたらしたものは
「2050年温暖化ガスゼロ」を
大手電力会社に先駆けて実現する
大きな大きな希望だった――。

<目次>
主な登場人物

プロローグ 十年後の飯舘村で

第一章 二〇一一年三月十一日

第二章 転機

第三章 出会い

第四章 許認可

第五章 飯舘電力応援団

第六章 帰還

第七章 会津の水の力

エピローグ コロナを超えて

年表:原発事故やエネルギー行政の経緯と
福島の再生可能エネルギーを巡る動き

著者略歴

著:池尾 伸一
東京新聞・経済部長。1965年、愛知県名古屋市生まれ。89年、早稲田大学政経学部を卒業後、中日新聞(東京新聞)入社。90年代は主に経済部で金融取材を担当。2005~2008年ニューヨーク特派員。エネルギーや雇用問題の担当記者などを経て、2020年8月より現職。著書に『ルポ米国発ブログ革命』(集英社新書・2009年)、『人びとの戦後経済秘史』(岩波書店・2016年)。2019年、貧困ジャーナリズム賞を受賞。

ISBN:9784198652494
出版社:徳間書店
判型:4-6
ページ数:280ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2021年03月
発売日:2021年03月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KN
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:THY